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June 1 ロリポップ lollipop [小学校と銀行]

June 01, 2008 (Sunday)

先週の前半に出たモーリちゃんの小学校の課題で、"Bridge Building Cotest" というのがあって、おかあさんとやる、というから数日間は手を出さず、結果なにも進展しないまますぎたのですが、今朝になって、結局おとうさんに今日はずっと見てもらう、ということを、いつもよりちょっと遅く起きてきたモーリちゃんにモーリちゃんの父は言明されました。lollipop (アイスキャンディーの棒)を使って、長さ最低12インチの橋を、組み立てにはボンドだけ使って工作しろとのことです。

今回の指令↓

bridgebuildingcontest_1024.jpg

  棒は無地が50本、カラーが6色×8本+1(なぜかムラサキだけ9本あった)で計98本入っていましたが、モーリちゃんが記念に色が塗ってあるのは1本ずつ欲しいというので使えるのが93本。棒は10cmちょっとあったので、3本並べれば、12インチの長さはクリアーです。ルールの3に、中央部におもしを吊るして強度を試す、とあるのが、最初に読んだときから気になっていたので、ちょっとズルをしてネットで調べてみました。最初日本語で調べていたのですが、小学校でストローで橋をつくる授業とか、つまようじブリッジとか、工業大学が高校と連携してバルサブリッジをつくる授業とかぐらいしかなかなか見つかりません。ただ、どうも橋づくりの一つの基本的な考え方に三角形を組み合わせする「トラス」構造というのがあるらしいことはわかりました。もちろん本当はつなぎ目が固まっていないところがミソなのでしょうが、そして「比較すべき構造概念として、部材を剛接合したラーメン (骨組)、部材を線ではなく面ととらえる壁式構造、曲げモーメントを圧縮力に変換するアーチ構造等が挙げられる。」となると、ボンドの接合はラーメンになってしまうのかもしれませんが、ラーメンというと学生のころに神田神保町の古本屋街でときどき「ラーメンなんとか」いう題の専門書を見た記憶がよみがえると同時に、ラーメン食べたい♪と思いますが、それはともかく工学の話はよくわからないのですが、アーチの橋へのあこがれはあるものの、まず無理だろうと(組立て的にと耐久的に)思ったので、三角でいくべ、と決定しました。



  さて、英語でlollipop は "popsicle" とも呼ぶことがわかりました。英和辞典には大文字で≪商標≫として「ポプシクル 《棒にさしたアイスキャンディー》」(『リーダーズ英和辞典』)と説明がありますが、普通名詞化しちゃっているようです。それで、popsicle, bridge でぐぐると、You Tube にけっこう投稿があって、どうやら下は小学校から上はおじいいさん、おばあさんまで(途中にたとえば20000本のpopsicle sticks made in China を注文するおにいさん)、みんなで作っている感じです(いくつか見たところ、カナダやニュージーランドでも "popsicle bridge" づくりが授業やコンクールで行なわれているようです。そのなかからいくつか――

 


Popsicle Stick Bridge Testing" 〔高校生男子グループのビデオ。なんかほのぼのする、というか、途中出てくる女子のなにげないしぐさや表情とか、日本と似た教室の雰囲気がよいです。〕

Mr Pannings Class Bridge Competition" 〔上のビデオにレスポンドしていた別の高校生のビデオ〕

"Will Laura's Bridge Break?" 〔これは小学校だと思います。壊れるところまではやらない。〕 

"Dylan Johnson's Physics Popsicle Stick Bridge" 〔下に吊るすんじゃなくて上から重量をかけるタイプ〕

Popsicle Stick Bridge Building Contest March 4 2007" 〔なんかおもりじゃない細かい計測の様子、を含むプライヴェト・ビデオ〕

 

 どうも、子供はともかく、だいたいは壊れるところまでやるようです。 どうやら重さに耐えることが主眼になっている様子。日本の人たちの感じだと、「橋の模型製作を通じて、強さ、軽さ、美しさという相反する複数目的のバランスを追求する論理的思考訓練、ものづくりの難しさと楽しさの経験、グループ活動での協力、分担、自己主張の体験等、複合的学習効果が挙げられます。 」(http://spp.jst.go.jp/example/jirei_10.html)〔「SPP/理数系教員指導力向上研修:取り組み事例集 「教育連携講座 工学体験実習~バルサブリッジ・コンテスト~」〕と、「美」にも力点が置かれていて、それは橋づくりの専門家はどこの国の人でもそういうのってあると思うのですが。

 いまはオモシをして土台部分を固めていて、橋の横の部分は左右とも作ったので、固まったところでどうやって接着面が小さい底と側面をくっつけるか・・・・・・飯でもくって考えよー。

LollipopBridge_DSC_0098.jpg

 

 

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reference URL:

「つまようじブリッジ工作」 <http://homepage3.nifty.com/hakuyoukai/hp/> 〔姫路飾西高校自然科学探究(山本班)〕 第11回つまようじブリッジコンテスト優勝・・・・・・日本はつまようじが主流なのね。

「トラス橋 - Wikipedia」 <http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E6%A9%8B>〔「トラスきょう」と読みます〕

"Truss bridge - Wikipedia, the free encyclopedia" <http://en.wikipedia.org/wiki/Truss_bridge>

”Building a Popsicle-Stick Bridge" <http://andrew.triumf.ca/andrew/popsicle-bridge/> 〔Andrew Daviel さんがルール設定とともにむつかしい構造分析をしているページ〕

"What is the best design for this type of popsicle bridge? - Yahoo!7 Answers" <http://au.answers.yahoo.com/question/index?qid=20071112035330AAlMXsr> 〔日本にもあるような質問ページ。best answer は"My friend, you will want to build what is known as a truss bridge..." ではじまり、Wikipadiaを参照し、"Gorilla Glue" というボンドがいい、とか教示しています。〕

”Provincial Popsicle Stick Bridge Junior High School Challenge" <http://www.apens.ns.ca/News&Events/NEW%202007/Event%20Info/Bridge%20Comp%20page.htm> 〔中学校のコンテストの記録アルバム〕

"Winston Science - Popsicle Stick Suspension Bridge Competition" <http://www.winstonscience.org/wsci/events/suspension.shtml> 〔テキサス州ダラスのWinston School のページ。目的は "to give students a Civil Engineering experience through the construction of a popsicle stick suspension bridge" とあります。〕

”The Effect of Bridge Design on Weight Bearing Capacity" <http://www.sciencebuddies.org/science-fair-projects/project_ideas/CE_p011.shtm> 〔Science Buddies (Free Science Fair Project Ideas, Answers, & Tools for Serious Students の”scient fair project ideas" のページ。ねらいは"to investigate which type of bridge has the greatest weight bearing capacity." different bridge types の例として "plank," "arch," "truss," "suspension" を挙げ、問いと文献表を出したうえで、実験材料としてはバルサ、popsicle sticks、コーヒーかきまぜ棒、toothpicks、それと"white glue" とハカリを並べてます、つまようじもありなんですね。だいたいやられているコンテストだって耐重量が中心みたいなんですが。〕


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magazinn55

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マド@Berkeley

初めまして!ブログ村からお邪魔しました!
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今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
by マド@Berkeley (2008-06-03 09:57) 

morichan

マドさん、はじめまして。普通のコメントをもらったことがないので見落としていました。どうも失礼しました。マドさんのブログは前から目にとまって拝見しております。
はい、どうぞよろしくお願いします♪ (って相互リンクってどうやるのかよくわかってないのですが、これから調べてちゃんとやります)
by morichan (2008-06-17 01:36) 

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