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June 24  おおカリフォルニア!(9) おおスザンナ! (9) Oh! California Oh! Susanna  諸版の検討(4) Wier 編 (1935) [歌・詩]

June 24, 2008 (Tuesday)

なんか意地でやっているような気もしてきましたが、またたび(5) の2番の解釈と時間的には前後しますが、24日にUCBerkeleyのJean Gray Holgrove Music Library の地下で探った現代のもろもろの版の検討の4冊目。この前Will Earhart and Edward B. Birge, ed., Songs of Stephe Foster: Prepared for Schools and General Use (U of Pittsburg P, 1951) は図書館で見たときには戦後のものと思い、かつ新しいところから古いところへという気持ちで、Earlier American Music 版 (1980)Dover 版 (1974)、次に1951年というつもりだったのが、実は1934年という古いものだったので、前後してしまいますが、これです。

     Albert E. Wier, ed., The Songs of Stephen Foster (New York: Harcourt, 1935), pp. 12-14.

この本は70曲以上入っているのですが、"Oh! Susanna" のタイトルで12ページから14ページに「おおスザンナ」の楽譜があります。やはり譜面の前にイントロ的に解説が付されています。

When Stephen Foster wrote this song, he had no definite idea of adopting song-writing as a profession. The success both in private and in public of "Oh! Susanna," however, was the means of interesting a publisher named W. C. Peters in his work, and Stephen was so flattered by the idea that anyone should desire to print his songs that he promptly gave Peters two songs, one of them "Oh! Susanna," without definite promise of royalty. The Illustration shows the original title page, featuring a number of songs sung by the Christy Mintrels.

(スティーヴン・フォスターがこの歌曲を書いたとき、ソングライターを職業にしようという確固たる考えはなかった。しかし、公私における「おおスザンナ」の成功によって、W・C・ピーターズという名の出版業者がフォスターの作品に興味をもつところとなり、フォスターは自分の曲を印刷したいという人がいるという思いにすっかり嬉しくなって即座にピーターズに2曲を、はっきりした印税の約束なしに、与えた。その一曲が「おおスザンナ」だった。図版はクリスティー・ミンストレル団が歌った歌曲集をおさめたオリジナルのタイトルページ。)

そして3x4cmぐらいで左上にcover の写真が載っています。が、なぜかNew York 以下の出版社の記載部分が切れています。しかし、全体のデザインと、各曲ごとの価格の記載の仕方から、New York のHolt が出したものであることはまちがいないと思います。つまりEarlier American Music 版と同じこれです。

Holt_asprobablysameasDeposited25Feb1848 (EarlierAmericanMusic14) .jpg

   さて、この版の歌詞ですけど・・・・・・メモってくるのを忘れてしまってました。がーん。

   来週報告します。

   しかし、この本の説明と図版の提示のやりくちにも作為を感じざるを得ないのでした。

 

 

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