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October 27 レイの奴を一杯 Full of Spirits [飲み物 drink]

October 27, 2008 (Monday)

  ハロウィーンである。

   数日前にエルセリート・プラザのLongs Drugs で奪取したチラシ ――

LongsDrugsHalloween2008.jpg

LongsDrugsHalloween2008rev.jpg

    "Party with Spirits This Halloween!"  まあ、ありがちなシャレです。

  このハロウィーンはレイのやつと一緒♪  ハロウィーンはスピリットで一杯やっか♪

    〔あ、パーティー入れ忘れてた。パーッティやっか。く、くるすぃ~。 〕

  いま、霊によって、いや例によってウィキペディアを見ていたのだが、日本語がわけわからない(特に前段)とはいえ、引用したい気になりました。――

ハロウィンの習慣

ハロウィンの習慣は、イングランド南部では17世紀以降、11月5日の火薬陰謀事件の記念日(ガイ・フォークス・デイ)に置き換わり、廃れた。しかしながら、スコットランドおよびイングランド北部においては広く普及したままであった。イングランド南部で、すっかり米国風のハロウィンになったとはいえ、再び普及したのは、この10年間だけである。

アイルランドでは10月最後の月曜が祝日となっており、ハロウィンを祝う習慣が最も純粋な形で残っている。この祝日に続く週は、学期の半ばであるが すべての学校が休みになり、一般にハロウィーン休みと呼ばれる。この結果、アイルランドは、ハロウィンの日に子供の学校がなく、したがって、古代の由緒あ る方法で無条件にハロウィンを祝うことのできる唯一の国である。

「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」の習慣は、クリスマスの時期の酒宴 (古い英語で wassailing と呼ばれる) の習慣に似た、soulingと呼ばれるヨーロッパの習慣から発展したと思われる。11月2日の死者の日に、キリスト教徒は「魂のケーキ」(soul cake) ――干しぶどう入りの四角いパン――を乞いながら、村から村へと歩いた。物乞いをするときには、亡くなった親類の霊魂の天国への道を助けるためのお祈りを すると約束した。魂のケーキの分配は、サウィン祭のとき徘徊する幽霊に食べ物とワインを残す古代の風習に代わるものとして、キリスト教会によって奨励され た。

ブルターニュ西部のケルト族の一部では、サウェン祭は、今でも「小さな角 (Kornigou) 」を焼くことにより予告される。「小さな角」は、あの世の王国へ戻るときに角を落とす冬の神を記念するため、枝角の形に焼かれたケーキである。

日本では夏がお化けの季節となっているが、北米ではハロウィンの時期が幽霊などの季節となっている。そこでこのハロウィンが近づくとホラー映画の公開やテレビでの放送が多くなる。 〔「ハロゥイン」-Wikipedia

  まあ、また英語の訳なのでしょう。 別項目の「諸聖人の日」 と併せ読むと、なんとなく理解はできるかも。――

英語で諸聖人の日は「オール・ハロウズ(All Hallows)」、「ハロウマス(Hallowmas)」とも表記される。アイルランドやケルトの習慣ではこの日の前の晩は「ハロウ・イブ(Hallow Eve)」と呼ばれ、キリスト教伝来以前から精霊たちを祭る夜であった。19世紀に移民によってアメリカ合衆国に持ち込まれたこの習慣が「ハロウィン(Halloween)」である。(「ハロウィン」は「ハロウ・イブ」がなまったものである。)

  ひとことだけ・・・・・・どちらも「諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった」というような説明ですが、"een" はなんか、というと "e'en" = "even" ですね(意味はevening と一緒です)。だから「ハロウ・イブ」がなまったというのは不正確で、"All-Hallow-Even" が "Hallow-e'en" になってから "Halloween"になったのだ。

    あ、整理しておこうっと。イカは西方教会(東方教会は年ごとにちがうカレンダー)。

   10月31日 Halloween = All Hallow Eve = Hallow-e'en 〔「ハロウィーン」「万聖節前夜祭」〕

     11月1日  All Saints' Day [All Saints'] = All Hallows' Day = All Hallows = (All) Hallowmas (= All Souls' Eve) 〔「万聖節」「諸聖人の日」〕

     11月2日   All Souls' Day [All Souls'] = "the Feast of All Souls" "Commemoration of All the Faithful Departed [Commemoratio omnium Fidelium Defunctorum]" ["Lá Fhéile na Marbh"] 〔「万霊節」「死者の日」「諸死者の記念日」「煉獄の霊魂の記念日」〕

    えーとっと、話はなんだったずら?

    そうそう、酒の話でした。スピリットというのは純な蒸留酒だとモーリちゃんの父は思っており、まあ竹の匂いの入った焼酎とかあるにしても、基本的には純粋で、だから腐らないと。がー、腐るかどうかはともかく、こちらで意外だったのは、たとえばウォッカに味がついたのが何種類もあることでした。いや、モンジローのヨウジみたいな草が1本入ったズブロッカとか、前から知ってはいましたけれど、そゆーんじゃなくて、たとえば広告の左から2本目のAbsolut Vodk。これはビンにはABSOLUT CITRON と書いてあります。そしてRegular もあるものの、Mandrin, Apeach, Pears, Ruby Red, Citron と6種類ある。テキーラなんかもやっぱり味が付いたのが売っています。このノリというのはコーヒー豆に最初からヴァニラやらなんやらのflavor を付けるとか、ポップコーンにわざわざ味を付ける(cranberryとかさ)ためだけの商品が売っていたりするというのとまったく同じだとニランデいるのですが、なんだかなあ、という気持ちがときどきします。

  それではなんだかよくわからない記事をリンクしてさようなら。

「アブソルート・ウォッカ」に学ぶプレミアム戦略 〔ブランディングの専門家、澤田且成のメルマガ 2008.4.2〕

「A for Absolut Vodka」 Gay First Dictionary「バディ」1997年2月号掲載

なんかYouTubeで問題にしている("BOYCOTT ABSOLUT VODKA"(6:24)のTVニュース)と思ったら、以下のような事情でした。――

テキサスはメキシコだったんじゃ

スウェーデンの大手ウオツカブランド「アブソルートウオッカ」が、米国南西部をメキシコの一部として扱った広告で米国消費者の反感を買ったとして謝罪。問題になったのは「アブソルート・ワールド」のキャッチフレーズで理想的状況を描くシリーズ広告で、メキシコでのみ展開。カリフォルニア、テキサスなどの州 がメキシコの一部だった1830年代の地図を掲載。メキシコでは米国との戦争でカリフォルニアなどの領土を失ったことに対する憤りの念が今も残っており、 広告は「メキシコの人たちが理想的だったと考えるであろう時代」を思い起こしてもらおうとの意図があったそうです。しかし広告は、メキシコからの不法移民 が問題になっている米国で反感を買い、インターネットのブログなどにはアブソルートウオッカのボイコットを呼びかける投稿が殺到。アブソルートウオッカは 消費者からの問い合わせを受け付ける電話で「怒りや反感を買ったり、国境の変更を支持したり、反米感情をあおったり、移民問題を反映させる意図はまったく ありませんでした」と釈明するコメントを流しているそうです。もともとはメキシコはそういう国だったわけです。メキシコの人のアメリカに対する感情は、韓 国や中国の人たちの日本に対する感情より強いものがあるのかもしれないのでありました。 <http://www.asahi-net.or.jp/~an4s-okd/private/2008/2008041102.htm> 〔ロロモデータ 2008041102〕

   なるほどねー。 しかしインディアンの霊こそ鎮められねばならぬのに。

  さようならといったのに書いています。すいません。ふとラム酒とインディアンについてフランクリンを引いているD・H・ロレンスの文章を思い出してひっぱりだしました。――

 BENJAMIN FRANKLIN had a specious little equation in providential mathematics:

Rum + Savage = o.

    Awfully nice! You might add up the universe to nought, if you kept on.
    Rum plus Savage may equal a dead savage. But is a dead savage nought? Can you make a land virgin by killing off its aborigines ?
    The Aztec is gone, and the Incas. The Red lndian, the Esquimo, the Patagonian are reduced to negligible numbers.

     0u sont les neiges d'antan? 〔「去年の雪、いまいずこ」〕

     My dear, wherever they are, they will come down again next winter, sure as houses. 〔D. H. Lawrence, Studies in Classic American Literature, ch. 4, "Fenimore Cooper's White Novels"

  

   Savage とはインディアンのことです。日本語の解説は・・・・・・森下礼さんのラム酒インディアン(民族シリーズその3)〔『虚虚実実――ウルトラバイバル』2006.12.27〕が藤永茂の『アメリカインディアン悲史』からフランクリンを孫引きしているのでした。――

最初のイギリスからの移民は、新しい環境で生きていく術を知らず、インディアンたちがいろいろ教えてあげたのですが、イギリス移民たちは、インディアンには感謝せずに、彼らのキリスト教の神に感謝をささげました。これこそがサンクスギビングの始まりです。そして彼らは、次第にインディアンたちを圧迫しはじめます。  落雷の凧実験で有名なベンジャミン・フランクリン(1706-1790)は、以下のように述べています。「ラム酒+野蛮人=0」(アメリカインディアン悲史91P:藤永茂:朝日選書)どんな意味かというと、インディアンたちは強い酒を知らなかった、その彼らにアルコール度数の高いラム酒を勧めれば、ぐてんぐてんに酔っ払い、その時に土地の譲渡証文を書かせれば、土地は苦もなく白人の手に落ちる、なぜなら、酔いが醒めて抗議しても、証文にサインしてあるから、抗議は無効になるという寸法です。そしてインディアンは身ぐるみ剥がされ滅亡する、というのが上掲の等式なのです。

   酒も霊もときに怖いものです。

"A Pub Full of Spirits!"  WalesOnline Aug 29, 2007 <http://www.walesonline.co.uk/news/cardiff-news/tm_headline=a-pub-full-of-spirits&method=full&objectid=19699661&siteid=50082-name_page.html> 〔南ウェールズのCardiff のトイレに幽霊が出るパブのお話〕

 

Sharon, "Paranormal Story ArchivesPhoto Full of Spirits" <http://paranormal.about.com/library/blstory_august01_27.htm> 〔"the photo gallery and on page 13 " へのリンク記事 August, 2001〕

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mako

コメントありがとうございます。
夏は私も100ポイント当たりました。
今回も当たると良いですね。
by mako (2008-10-28 09:01) 

さえとあすみ

北米ではこの時期に幽霊やオバケが活躍するんですね!ますます寒くなりそうです~。
くじいただきます♪
by さえとあすみ (2008-10-28 17:55) 

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