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July 16 まむしドリンク リサイクルとCRV(つづき) California Redemptive/Refund Value [店・買い物 shopping stores]

July 16, 2008 (Wednesday)

   やっぱちゃんと法律を読んで正しい知識と理解をもたねばならん、と AB2020 "Recycling and Litter Reduction Act" 通称 California Bottle Act から調べようとしましたが、その後の改定が加わったヴァージョンしかなく、疲れたので国のEnvironmental Protection Agency というところの解説も参照したらさらに疲れました。1987年に述べられた目標は 80% Recycling Rate (80%リサイクル率)。そしてReduce Litter (ゴミの散乱の削減)、Increase landfill diversion (ごみ埋め立て地の増大) というようなものですかね。

   カリフォルニア州の制度が他の州のと違っていたのは、第一に小売店にはdeposit を集めて消費者にrefund を還元する責任が必ずしもないこと、第二にやはり小売店は、買われた容器の返却収集を引き受ける必要が必ずしもないことですか。年収200万ドル未満の店舗は使用したビンカンを引き取る義務はないそうです。それより大きな店舗も、半径0.5マイル以内にリサイクル・センターがあれば免除。リサイクルセンターがない地域では、小売店業者たちがリサイクル業者と契約して回収リサイクルセンターや"reverse vending machine" (ふつうは金を入れて飲み物容器が出てくるのが自販機ですが、逆に容器を入れて金が出てくる逆自販機)を設置する。上のEnvironmental Protection Agency の報告(?)はメーカーが州のリサイクル基金に容器一つにつき2セント支払い、容器が返却されると州の基金は2.5セントをその容器を収集した個人や団体に支払う(その差額は消費者リサイクルのincentive)みたいに書いてあるのだけれど、そして今年にupdate されているページなのだけれど、どういうことなのでしょう。こういうふうにいろいろ読むといろいろわからないつまずきが出てくるのが人生というものですね。

   金額はわからんですが、fund の流れは下の図で 示されるとおりです。(クリック注意)

Flow of Payments under the Beverage Container Recycling Program (The California Beverage Container Recycling and Litter Reduction Act)1_1024.jpg   

source: The California Beverage Container Recycling Act Flow Chart 

 

   下の"Notes" のところに "California Redemption Value is paid when a beverage container is purchased.  California Refund Value is received when a beverage container is returned for recycling.  CRV is used to reference both terms."  と書かれています。同様の文言を他のポスターにも発見しました。「California Redemption Value は飲料容器を購入する際に支払われます。California Refund Value は飲料容器がリサイクルに戻されたときに受け取るものです。CRV は両方を指すのに用いられます。」 あ、なるほどね~♪ 

   ただ、上の条例の文書では実は "California Refund Value"のほうが出てこないことにモーリちゃんの父は気づいています。Chapter 5 "Minimum Redemption Value" の14560.5.の(c) の(2) に "(2) For purposes of paragraph (1), the redemption payment shall be identified by one of the following descriptive terms: “California Redemption Value,” “CA Redemption Value,” “CRV,” “California Cash Refund,” “CA Cash Refund,” or any other message specified in Section 14561." と書かれています。(1) というのは飲料品の商品は個別にredemption payment を明示すること、という文言の書かれた段落です。そのためにいくつかの表記が並べられている箇所です。そしてSection 14561 というのは次の一節です。そしてこの14560と14561でしかCRVという略語は出てきません。

14561. (a) A beverage manufacturer shall clearly indicate on all beverage containers sold or offered for sale by that beverage manufacturer in this state the message "CA Redemption Value," "California Redemption Value," "CA Cash Refund," "California Cash Refund," or "CA CRV,” by either printing or embossing the beverage container or by securely affixing a clear and prominent stamp, label, or other device to the beverage container.

  モーリちゃんの父が飲むモノでちょろちょろ見たところ、こないだ買ったギネスの缶には "CA REDEMPTION VALUE" と缶の上に刻まれていました。もっともCA はRedemption Value の上にあって、VT とかNY とかと同様に州の略称として使われているので、CRV を一部write out したという意味にはならないかもしれませんが。でもカリフォルニア州が定めた表記のなかには "refund" という言葉は確かにあっても、redemption value のように value とつながってフレーズになっているものはないのでした。

  もしかすると後知恵なのかも。もしかするとそのうちやっぱり CRV = California Recycle Value とか言い出すかも(しつこいで笑)  

   さて、当初は、飲料容器関係だと、炭酸飲料だけだったのが、2000年に、果汁、水、無炭酸飲料も加わった。でもワインと蒸留酒は引き続き対象外です(このあいだの記事の引用の中にビールと並んで「モルト」とあったのはビール以外のモルト材料飲料ですね)。その2001年1月1日に運用された"Recycling and Litter Reduction Act" のカヴァーする品物のリスト(2008年6月24日アップデート版)が資料としてpdf. でネットに載っています。― "Sample Products Covered under the Beverage Container Recycling and Litter Reduction Act Starting January 1, 2001: Effective January 1, 2001; Updated June, 24, 2008"

  リストの前の説明文――

The following is a list of products for which the Department of Conservation’s Division of Recycling has made determinations regarding inclusion in the Beverage Container Recycling Act effective January 1, 2001. This list is not all-inclusive, and as additional beverages are brought to our attention they will be added to the list. Exclusions are milk, infant formula, distilled spirits, wine, medical foods, 100% fruit juice in 46 oz. or larger containers, vegetable juice in containers above 16 ounces, and beverages in large size containers that are refillable. If you have questions regarding the status of a particular beverage that is not on this list, call 1-800-RECYCLE and the operator will put you in touch with staff that can provide you with guidance in making the appropriate determination. Upon determination we will add products to this list.

   そうして、アルファベット順で品目があがっているのですが、一番にあがっている飲み物にはずっこけました。――

PRODUCT NAME            IN     OUT     REASON
AKAMAMUSHI DRINK        X              NONCARBONATED SOFT DRINK*

で、脚注があって、"*Vegetable juice in containers 16 ounces or less and noncarbonated soft drinks must be labeled with the California Redemption Value message by January 1, 2002 if bought or sold in California." と書かれています。 アカマムシはvebetable だったか、やれやれ。

 

-----------------------------------------------------------------

"California Refund Value Update" <http://www.conservation.ca.gov/index/news/2007%20News%20Releases/Pages/NR_Special_Report_CRV_Increase_07-01-07.aspx>  〔2007年6月10日の報告。CRV が24オンス未満nickel(5セント)に、24オンス以上がdime (10セント)に上がることを告げるものだが、1987年以来の経過と効果の報告を兼ねる。〕 

"California Beverage Container and Litter Reduction Act (Revised October 2007)" (PDF Format) <http://www.conservation.ca.gov/dor/crcp/recyclers/Documents/Act.pdf>〔California Department of Conservation の "Index - General Program Information" 中〕

”The California Beverage Recycling Act Flow Chart (PDF Format)" <http://www.conservation.ca.gov/dor/gpi/Documents/webcon.pdf> 〔同上〕

 


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July 17 消費税の行方 (カリフォルニアの(Alameda 郡の(ジョアンの) )場合) State Tax, County Tax, Local Tax [店・買い物 shopping stores]

July 17, 2008 (Thursday)

    モーリちゃんの父はレシートを捨てないようにと4月の末にモーリちゃんの母に命じた。なにがあるかわからないからである。

  人間の一生を神との(場合によると悪魔との)貸借勘定で捉える伝統がキリスト教文化の中にあるような気がするのだが、うそかもしれないので断言はしません。

  さて、このあいだ自ら宿題にしたSales Tax の割り分ですが、そこんとこよろしく明示しているレシートを最近収集しました(コレクションかいw)。

  JO-ANN: fabric and crafts stores という、オンライン・ショップも開いているチェーン店です。 <http://www.joann.com/joann/>。一週間前の11日に開店したばかりです。4月からずーーっと改装と開店の準備をしてました。

receipt_Jo-ann.jpg

 

 

  8.75 % の内訳は、  

    State Tax     6.25 %      $0.32 (=32セント)    0.32375

      County Tax   1.00 %          $0.05 (=5セント)        0.0518

      Local Tax      1.50 %         $0.08 (=8セント)        0.0777

  でした。 課税対象2点合計5.18ドルをそれぞれ掛け算してみると、前2者が小数点第3位以下(つまりセントでいうと1/10セント)を切り捨て、最後のは第3位が7ですが切り上げてます。

   いやあ、安い物を少数しか買わないと計算が楽だわ。

     カリフォルニア州の"Board of Equalization" による "local and district taxes" の説明だと、 以下のようです。

"Local Tax" is the general term for sales and use taxes imposed under the Bradley-Burns Uniform Sales and Use Tax Law. The basic statewide sales and use tax rate is 7.25% and is divided as follows:

  • 6.25% State
  • 0.75% Local Jurisdiction (City or county of place of sale or use)
  • 0.25% Local Transportation Fund (County of place of sale or use)

"District Taxes" are imposed locally under the Transactions and Use Tax Law. The tax rate in your area may be higher than 7.25% depending on the district taxes that apply there.

The information on this page focuses primarily on Local Tax. Additional tax rate and District Tax information is available at the Board's Information Center at 800-400-7115.

  <http://www.boe.ca.gov/sutax/localdist.htm>

 

   さらに7.25% のくわしい内訳→ "Detailed Description of the Sales and Use Tax Rate"

    なんか、州全体で共通の7.25% の中に交通(transportation) の充実に0.25%が入っていますが、さらに7.25%とは別にBART の走っている地域は多めに課されているようです。レシートの"Local Tax" のlocal ってcounty の下位区分ではないようで。というか "District Tax" という言葉が使われていて、Alameda County の場合だと "Alameda County Essential Health Care Services Transactions and Use Tax (ACHC)" = 0.50%(2004年7月から)、"Alameda County Transportation Improvement Authority (ACTI)" = 0.50% ("improvement" のない以前の87年からのを名称変更で継続して2002年から)、"Bay Area Rapid Transit District (BART)" (1970年から) = 0.50%。〔"District Taxes, Rates, and Effective Dates" pdf. <http://www.boe.ca.gov/sutax/pdf/districtratelist.pdf>〕この三つの合計が1.5%(JO-ANNのレシートでいうLocal Tax)で、それが7.25に加わって8.75%ですね。

    資料のあるページ→ "California City and County Sales and Uses Tax Rates - Board of Equalization " <http://www.boe.ca.gov/sutax/pam71.htm>

   ついでにレシート裏面のreturn policy を貼っておきます。こういうのをレシートごとにはっきり書いているのはあとはLongs Drugs かなあ。

 

 

receipt_Jo-ann_reverse.jpg

 

JO-ANN: fabric and craft.  300 El Cerrito Plaza, El Cerrito, CA 94530  Phone: (510) 525-2898

Joann.com: Online Shopping for Sewin, Scrapbooking, Yarn and crafts <http://www.joann.com/joann/> 〔エルセリート・プラザ店の情報がまだ反映されていないようです〕

"Joann Fabrics and Crafts - El Cerrito, CA" <http://www.yelp.com/biz/joann-fabrics-and-crafts-el-cerrito> 〔yelp の口コミ。店の前に立つcrystal.b さんの写真付き。6月22日投稿。ってまだ店開いておらんがな。なんかこういうポーズで店の前で写真を撮るのが趣味のようでw 〕

 

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November 27 キャベツアタマ Cabbagehead [店・買い物 shopping stores]

November 27, 2008 (Thursday)

  バカ話

   3時に起きだして、頭が痛くなる記事を避けたはずがじゅうぶん頭の痛い記事を投稿し、ハッピー・サンクスギヴィング・モーニングという挨拶がテレビから流れるのを聞いてから昼まで寝込んでしまいました。ほんとの日付はJune 16 で、写真の撮影は午後3時です。場所はエルセリートプラザ内のスーパーLucky――

Cabbage.jpg

   このころといえば、既に滞米2か月過ぎておるわけですけれど、この黄色い値札を見て、「あ、2個1ドルだって!」と愚かにも叫びましたね。みんなでw。"save 19¢" とか "regular price .69" とかはもちろん目に入りません。それで2個買ったのですが、レジで、2ポンド1ドルという表示だったと知りました。いえ、正直に書きます。そのときはよくわからなかったです。とにかく勘違いだということはわかりましたが。

  しかしねぇ。いまでも文句を言おうと思えば言えなくもないような気もしなくもないのですが、 2/1.00 のどちらにも単位がないじゃないですか。いっぽうで、十個十ドル 10/10 とかは氾濫しておる(これは誰もがジッコ買わないといかんのかと最初思うようですが、1個買うだけでもほぼだいじょうぶです)。どうも心理作戦とある種の――つまり、ひっかけておいて、事実はちがうとわかるのだが、でも買うか、みたいな、とか、たくさん(十個)買うのがまっとうだぞ、みたいな――勘違いを誘っているような気がしなくもない。

  いや、もちろん左の黒地に白の .50 lb. (1ポンド0.50ドル)という表示ははい、明確です。文句はありません。ないです。

    その後ほどなくして、近所の東太モール Pacific Eastern Mall 内の99 Ranch Market で、タマネギが "4/1" で売られていて、いちおー念のために店のひとに「これは4ポンド for 1ドルという意味ですね?」と確認したら、「イエース。二十五セント・ワン・パーン」というような感じの返事をもらった。おお、「パン」という発音でpound は中国語になっているのだな、と思いました。

  Wikipediaの英語の "Cabbage" <http://en.wikipedia.org/wiki/Cabbage> の "Top Ten Cabbage Producers — 11 June 2008" という表を見ると、中国がダントツ1位の生産量で、インド、ロシア、韓国、と続いて、日本は5位、そして米国は9位に入っています。日本語のWikipedia の「キャベツ」 にも品種のことが書いてあるけれど、成熟時期と形とで、数十の品種があるようです。で、アメリカでたくさん育てられているらしいキャベツは日本で売っているのよりもずっとまるっこいタマhead で、自然の姿を見たことがないから何とも言えないけれど、こう、まわりをさらに覆う葉があたかもないかのようにペッタリとハッパが重なっています。中国系のマーケットでは、これと並んで「台湾キャベツ」というような名称で、平たい、ちょっと日本のに比べて平たすぎる、タイプのキャベツも売っています。モーリちゃんのうちでは中国産のものにアレルギーがあるのとw、あと、丸いのよりポンドあたり数セント割高だったので買わなかったのだけれど、8月くらいからかしら、産地を記載するようになって、こちらもUSA産だとわかったのと、あと、偶然かどうか知りませんが、秋になったら値段の差がなくなったので、たまーに台湾キャベツなるものを買ったりもします。あんまり違いはわかりません(というか違いがわかる料理はあんまりしていませんが)、千切りにして生で添えるには台湾のほうがおいしいのかなあ。ともあれ、ポンド40セント台なので、ランチマーケットが一番安いと思われます。

  「キャベツ頭」について、フナハシ英語学習塾というところが「私たちの英語「壁」突破法 9」 <http://homepage3.nifty.com/funahashi/eigo/eigo45.html> でとりあげているのだけれど、「キャベツ頭とタマネギ頭」の見出しで、「cabbagehead といえば ばかまぬけ。 はがしてもはがしても何も変わらない頭という意味でしょう。

pumpkin head
 は まぬけ。 種ばっかりで中身が少ないからでしょう。」って、どういう頭がこういうことを書かせるのかな、と、ちょっと興味をもちました。いや、文句はありません。ないです。人のことは言えないです。

  参考文献もあがっていて、『英語の壁突破法』という本だそうです。バカの壁?

 


日本語Wikipedia には「キャベツが題名及び歌詞にある楽曲」というリストがあるのですが、「そんな夕子にほれました」があがっていたので、気になって調べました。海老名香葉子作詞。<http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/230622/Y000134> あたまいた。


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December 26 バスと買い出し(ラッキーとロングズとバスの巻) [店・買い物 shopping stores]

December 26, 2008 (Friday)

   デパートのMacy's とかは数日前から盛んに宣伝していたように早朝からセールをやっていて、テレビニュースでは "Black Friday?" という見出しで、(たぶん)サンクスギビングデーの翌日の大売り出しの反復を報道していたこの日。

"Another Black Friday Brings Smaller Crowds:; Some Shoppers Hit the Stores Early for Discourts, but Fewer Than Expected" <http://www.istockanalyst.com/article/viewiStockNews/articleid/2909549> 〔iStockAnalyst, Friday, December 26, 2008 8:57 PM; (Source: Charleston Daily Mail)trackingBy CARA BAILEY, RY RIVARD and ASHLEY B. CRAIG: "Local retailers dramatically slashed prices today in hopes of luring out shoppers to buy up even more Christmas bounty.  At first blush, though, it appeared that despite all the marketing effort focused on salvaging a difficult sales season, shoppers were trickling into stores rather than flooding them.云々" 〕

   モーリちゃんの父はそんなセールとは無縁に、まず歩いてエルセリートプラザに行き、Lucky でポンド0.99ドルのback fat の豚肉をひさしぶりに2.19lb、2.17ドル買い(これは日本語にすると「背脂」で、ラーメンかよ、ということになるのですが、だいぶ赤身が付いて売っている場合が多く、脂がない高い肉よりも、ずっとうまいと思っています)、さらにポンド1.99ドルのPORK SHOULDER BOSTON BUTT (肩の部位のどこじゃろ?)を3.56lb、7.08ドル買い、さらに鶏のムネ肉がめずらしく安かった(ポンド1.19ドル)ので2.02lb、2.40ドル買い、Farmer John のベーコン2ポンドの徳用箱を6.49ドルで買い(これは11月に50セント値上がりした)、あと牛乳1ガロンをふたつで4.99ドル(ひとつだと3.69)で買い(これはずっと「州が許す最低価格」とかなんたら書いた紙が奥の方に貼ってあってふたつで5ドル49セント(ひとつだと3.89)で売っていたと思うのだが、なぜか12月になって値下げした)、そのあとLongs Drugs でバドワイザーの18缶入りの箱を買って一度帰宅した(13時半ごろ)。

  それからちょっと遅い昼食を食べてから、今度は52Lのバスに乗って東京フィッシュマーケットに行くことにした。そこで事件は起こった(どこでじゃ)。

   52Lというのはエルセリートプラザ駅とUCバークレーのキャンパスをつないでいる路線だが、大学のまわりをぐるぐる回るのはしょうがないとして、サンパブロ通りからユニヴァーシティー通りへストレートに向かわず、西の海沿いのPierce Street からBuchanan Street に出てOcean View 小学校の横を折れてJackson Street に入り、それから今度はまたサンパブロとは逆方向にUniversity Village に入り、そこをぐるぐるとまわってからMonroe Street を通ってやっとSan Pablo Avenue に出る。そういう、いかにも大学村の住人たちを尊重した路線です(もっともこれがピアスを通っていてうちのすぐそばに停留所があるおかげでモーリちゃんの父は助かっているのですが)。

  AC Transit Line 52L: Maps and Schedules<http://www.actransit.org/maps/schedule_results.php?version_id=8&quick_line=52l&maps_line=52l&current_schedule=ALL&PHPSESSID=2f0230397bb6f0914251e60e3fa828d8>

  大きな路線図 <http://www.actransit.org/maps/maps_results.php?ms_view_type=2&maps_line=52l&version_id=8&map_submit=Get+Map>

  上のバス会社による路線図は、どうも単純化があるし、Ohlone Street の記述がまちがっていると思うのだが、ユニヴァーシティー・ヴィレッジという、アルバニ市に敷地の大半がある住宅地域は空から見るとこんな感じです。―― 


大きな地図で見る

  ブキャナンとジャクソンの角の西南がモーリちゃんが通うオーシャン・ヴュー小学校です。

  さて、それで、この日はピアス・ストリートでモーリちゃんの父が乗ると入れ替わりに、乗っていた女の人が降りて、モーリちゃんの父ひとりが2台連結の長いバスの乗客でした。で、村に入ってぐるぐると気持ちが悪くなって、読んでいたコピーから目をあげると同時くらいに、バスが止まり、黒人の女の運転手がこっちをむいて何か話しかけてきます。よく聞こえなかったので、前まで行くと、左折するところをまちがってまっすぐ進んでしまったので、うしろに車がいないか見てくれないか、というのでした。それで一番後ろまで行って、「オーライ、オーライ」と誘導したのですが(あんたはアルバニのバスガールかw)、2台つながっているせいかどうしても曲がってしまう。4回くらいトライしたのですが「オ~ノ~~」のくりかえしなのでした。それからセルフォンをもっているか、と訊かれ、めずらしくモーリちゃんの父は携帯をもたないひとなので、すまん、ないっす、と答え、そうしたら外で様子を見ていたアジア系の若い人が貸してくれて、どうやら村の事務所かなんかに電話をかけたみたい。

  やがて別の52Lのバスが後ろからやって来ました。30メートルくらい後方の、右折する手前で(実際、右曲がったり左曲がったり、単純じゃない動きなのです)バスを停めて、黒人の男の運転手が歩いてやってきました。この人は見覚えがあります。確かL というサンフランシスコまで行く高速バスを使ったときに運転していた人で、マイケル・ジョーダンと同じブルズにいてちょっとジョーダンを小さくしたようなマイケル・ジョーダンに似ている人にちょっと似ている人で、笑顔はジョーダンに似ているw。で、こちらの運転手が誤って曲がり損ねたということを言い、はじめは外の彼が誘導してバックしようとしたのですが、やっぱりだめで、どうやらそのまま左に切ってみろというようなことになったようで、そうしたら車内のランプが点滅したりしちゃって、ダメになっちゃったみたい(くわしいことはわからない)。

  2台の、というか2+1台のバスは30メートルの距離を置いて停まったままで、結局、女の運転手もモーリちゃんの父もバスを降り、後ろのバスの方へ行き、それから、村の住人がやってきて、ワンウェイがどうとかこうとか言って説明をしていました。しかし後ろの車が別の道を通って先に行くという気配もなく、どうなるか興味はあったのですが、モーリちゃんの父は、村人に、サンパブロはどっちの方角ですか、と聞いて、教えられた方向へ歩き出しました。小学校から東京フィッシュマーケットまで(村を通らない道で)歩いて15分もかからないことは知ってましたから。

  おかげで、これまで歩いたことのない道を歩くことができ、村の中を適当に抜けて、たぶんRed Oak Avenue を通って 8th Street を歩き、Harrison Streetに出たところで左折して、無事にSan Pablo Avenue に出ました。そこから東京フィッシュまではすぐでした。

  ところで、8th Street を歩いているときに、クリークを横切りました。上の地図だと、右下に緑色のヘビがのたくったようになっているところがありますが、この緑のラインはCordonices Creek に沿って植わっている木々です。そしてEl Cerrito Creek 同様に、自然環境保護の看板が立っていました。サンパブロ・アヴェニューと直角に交わって、東の山の方までクリークは伸びている(というか、そっちのほうから西の海へと流れている)のですが、ちょうどサンパブロの道のあたりから暗渠になって、しばらく見えなくなるようです。エルセリート・クリークはこれと平行に流れ、エルセリート市(とリッチモンド市)とアルバニ市の境をなしています。

  ということで、この日確認したのは、コードニシーズ・クリーク〔この発音はモーリちゃんの母のアダルトスクールの先生――アルバニに40年住んでいるという――に確認しました〕がアルバニとバークレーの市の境となっているので、(a) やっぱりUniversity Village はほとんどアルバニ側にあること、(b) 東京フィッシュマーケットは郵便番号はアルバニと同じだけれど、やっぱりバークレー側にあること、で、疑問として起こったのは、なんでジョーダンに似た運転手は運転を代わって助けてくれなかったのか、あるいは運転手のプライドみたいなのがあって助けられないのかしら、とか、他の車は運転してはならないという規則があるのかしら、とかいうことです。

 

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January 25 ポーの記念切手を買いにぶらぶらする [店・買い物 shopping stores]

January 25, 2009 (Monday)

    このあいだの「January 19 ポーの記念切手とか」で書いたポーの記念切手ですが、USPS からはすぐに問い合わせの返事のメールが届きました。しかし、キャッシュを消去せよ、というだけの指示と手順の説明のコピペみたいな文章で、いちおうやってみたけれども、やはりカードは扱われませんでした。おかげでパスワードとか記憶が全部消えてしまった。ぷんぷん。

  それで、通販はあきらめて、郵便局まで買いにいくことにしました。今週は朝は寒いくらいに涼しく、しかし晴れで、だんだん暖まって午後には日射しは熱いくらいになる(しかし風は冷たい)という天気が続いています(29日木曜日に書いています)。

  ひさしぶりにピアス・ストリートを歩いてソラノの郵便局へ行くことにしました(エル・セリート・プラザにも小さい郵便局はあるのですけれど、ソラノ通りのほうがむしろ新しくて雰囲気がオープンな感じ)。昼過ぎに、いちおうコートを着て出かけました。アルバニ山の入口を過ぎたところで建築中の家が見えます。はー、まだ完成してないんだ、という感じ。去年の5月に解体作業をずっと目にして、それ自体えらく時間をかけているなあ、という印象だったのですが、建築もえらく時間がかかるのね。この日は残念ながらカメラを持ってなかったので、5月の写真を貼っときます。――

DSC_0076May22_2008.jpg
2008年5月22日午前10時30分ごろ

DSC_0077May22,2008.jpg

  カレンダーを見るとこの日は木曜日でしたが、ゴミの収集があったようで。このへんはピアス・ストリートが文字どおり山を突っ切って (pierce)  いて、だからかどうか知りませんが、電線・電柱が意外にあります。屋根の上に生えているのはユーカリの木です(あ、アルバニ山に興味をそそられたかたは、「July 16 アルバニ山彷徨 (2)   Wandering Albany Hill [アルバニ山 Albany Hill]」などどうぞw)。

  アルバニ市内で一番の坂とされる、アルバニ山の端をソラノ通りがマタイでいるあたりのいちばん高いところからしばらくまわりの景色を眺めました。海のほうの雲はよく見ていたのですが、東南方向のバークレーの丘陵にも入道雲みたいにモクモクと雲が重なっていて、ああ、やっぱり夏なのね、と思いましたw。

  サンパブロ・アヴェニューまで坂を降り、すぐ変わる信号(青になったと歩き出すと道の途中で「ちょっと待て」の手形サインが点滅とカウントダウンを始める――これ、前に、人のことは言えませんがヘンなおじさんが、信号を待っている自分に愉快そうに話しかけてきて、ほらね、と教えてくれたのです)を渡って5分ほどぶらぶら左側を歩くとソラノ郵便局があります。

  ひさしぶりに入ったのですが、最初通路の壁に埋まっている切手の自動販売機をチェックしようとしたら、2機とも12月に使用停止になっていました。理由はわかりません。おつりに1ドル硬貨をザクザクと出してくれるので好きだったのに(実際、1ドル硬貨はここでしか見たことがありませんでした)。しかし上の壁には切手の発行のポスターが貼ってあり、ポーも載っていたので、よし、買える、と窓口前で8人ほど待っている列に並びました。(窓口が3つはあるはずなのですが、1つしか人がいない。エルセリートなんか、呼ばないと出てこないときがありますw)。つぎのつぎで自分というところで、奥からお兄さんが助っ人で出てきて、そちらに呼ばれました。他にポー記念の、えーと、なんつーか、なんかないの? とうまく英語が出てこなかったのですけれど訊くと、これが切手のアルバムだとかなんとか見せられたのですが、ポーは20枚シートのしか売っていないみたいでした。えーと、なんつーか、日本語でもわからないのですけれど、そもそも通販で買おうかという気にさせた・・・・・・これ、"Edgar Allan Poe Ceremony Program" です。今度いちおう聞いてみようかしら。ともかくおかげさまで無事に買えました。それも自販機でないので、折っていません。シール形式のシートです。

EdgarAllanPoeStamp(2009) .jpg

  ポーの長詩『大鴉』がシートには印刷されているという情報だったのですが、それは1行だけでした。その前に解説文があります。――エドガー・アラン・ポーは

アメリカの最も偉大な詩人、小説家のひとりでした〔was と過去形なのはヘンな感じw〕。生き生きとした想像力をもったすぐれた物語作者だったポー(1809-1849)は、「アッシャー家の没落」「告げ口心臓」「黒猫」といった、読者の心を捉える短篇小説で有名です。C・オーギュスト・デュパンという名前の頭脳明晰なフランス人を探偵役の主人公にしたポーの「モルグ街の殺人事件」は、最初の探偵小説と呼ばれています。ポーはまた、アメリカ文学における最も忘れがたい詩をいくつも書きました。そのなかには、「エルドラードー」「アナベル・リー」「鐘」、そして1845年に最初発表された、韻とリズムの傑作『大鴉』があります。

   あ、そうそう。2月にはリンカーンの記念切手が発売されるそうですが、リンカーンはポーと同年の1809年生まれなのですよね。 

  "Leave my loneliness unbroken!" ―The Raven
   
「わたしの孤独をこわさずに行け!」

  まあ、leave は去るという意味ではないのですが。僕の孤独をそのままにしてくれ。ですかね。僕の孤独に触れないでくれ。・・・・・・ともかくカラスに向かってのコトバです。

  それから今度はサンパブロ・アヴェニューで72番のバスに乗って、1ドルショップとIchiban-Kan で買物をして、ついでにマーシャルという、ロスよりちょっとだけ高級そうな(?w)店でホーマー・シンプソンのパジャマのズボンとか買っちゃったりして、帰りました。月曜日なのでYaoya-San が休みだということをすっかり忘れていました。

"Read Street: SWAK from Edgar Allan Poe - A blog for a community of readers, in Baltimore and beyond" <http://weblogs.baltimoresun.com/entertainment/books/blog/2008/10/swak_from_edgar_allan_poe.html> 〔USPS がよりによって南部のリッチモンド市から記念切手を出すらしいぞ、ボルティモアをさしおいて、というような文章のよう 2008.10.31〕


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February 5 10ドルジャストと雨雲 Just Ten Dollars and Rain Clouds [店・買い物 shopping stores]

February 05, 2009 (Thursday)

   この日と翌日の金曜日は朝から雨で、でも昼ごろに日が射して晴れるかな、と思うと急にまた降ったり、天気雨になったり、というコロコロ変わる天候でした。

  昼ごろに雨があがって明るくなってきたので、うどんを食べるのにやっぱりネギを買いにいこうという気になり、歩いて99 ランチ・マーケットに出かけました。実はまだ昼だと思っていたのが、腕時計が1時間くらい遅れていたのに帰ってから気づいたのですが、レシートで判断すると、家を出たのは12時30分ぐらいではないかと思われ。

10dollars.jpg
そば屋のテーブルではありません。クリックで拡大しますぞ

   このあいだワケギみたいなもんじゃないかと書いた「ネギ」は 上から3つ目でGREEN ONION と書かれています。6本の束で49セント(たま~に3束で99セントとかで売っていたりもします)。そのつぎのBEAN SPROUT はモヤシ、79セント。これは同じ業者のがLucky や日本食マーケットでも売られているみたい。99 Ranch Market が一番安い。LOTTE CHOCO PIE は日本製ではないけどロッテで12個入りが安かったので買いました。それを言うといちばん上のGARDEN POP PAN - CHIVES も菓子なのですが、30セント安くなっているのでつい買いました。2番目のDANDYS SHRIMP CHIP というのはカリフォルニアで製造されたエビセンみたいなものですが、レジの手前で10セント安くなって積まれていたのでつい買いました。

   BROWN ONIONはタマネギです。ポンド39セントで6個購入。これはタマに4ポンド1ドルということがあります。カリフォルニア産です。やっぱり Ranch Marketが一番安いです。最後からふたつめのBABY BOK-CHOY というのはなんだったか自分でも思い出せなかったのですが(W)、小さめの青梗菜(チンゲンサイって感じでこう書くのね)のパックです。6個くらい入っていました(まだ料理に使っていなかったのでコロッと忘れていました)。最後のDeli ・・・・・・あ、これは焼きそばです。これ――「April 29 アメリカで焼きそばをつくる (2) Chow Mien」。パンフライ用とスターフライ用と色違いで2種あるのですけれど、今回ひさしぶりに細めのパンフライ用を買ってみました。

  ということで、8点合計10.00 で、レジのおねえさんもビックリ笑顔だったのでした。

  ところが中華モールを出てすぐに霧雨が強い風とともに降ってきました。レシートを濡らさないように気をつけてあわてて部屋に戻って、ベランダに出てみると、もう晴れて日が射しているのでした。やれやれ。

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2009年2月5日午後1時16分の空

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  北の方はこんな感じ。

  そして夕方まで降ったり止んだり晴れたり曇ったりが続いたのでした。

  それにしても、モーリちゃんの母は、このあいだウドンを買ってきたと言っていたので見てみたら、NANKA のFUTONAGA ではなくて CHOW MEIN UDON なのでした。やれやれ。

 

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"What Are Clouds" <http://www.kidzworld.com/article/1352-what-are-clouds> 〔KidzWorld の子供向け解説〕

NANKA SEIMEN のうどんについて過去に書いた記事――「January 14 ナンカのチャウメンウドンでラーメンをつくる」 「January 23 ナンカのチャウメンウドンでうどんをつくる Nanka Chow Mein Udon Served as Udon」 

 


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