August 21 オーストラリアのラインダンス事情―― 振り付け (Choreography) について [スザンナ周辺]
August 21, 2008 (Thursday)
オーストラリアのPerth に在住で Tamworth で開催されるAustralian Line Dance Championship (そのMain Page)を報告したりしていらっしゃる植松しげさんの「Perth だより、、植松しげ 記4」に、「おおスザンナ」の振り付けをしたオーストラリアのダンス教師やラインダンスについて興味深く書かれているので、紹介といいますか利用させていただきたいと思います。この「記 4」は、2008年1月21日(続き)から24日ですが、後日に書き加えられた文章もあるようです。その23日のところに2月29日に追記された「Choreography 雑感」と題する一文から――
一般の人にとって、Choreographerの存在を大きく認識させたのはマツケン・サンバⅡを振付けた真島茂樹であろう。日本から送られた2004年大晦日、紅白のビデオで見たマツケン・サンバの華やかな踊りの振り付けは、今も私の頭の中にとどまっている。
いずれの国で行われるライン・ダンスのコンペに〔も?〕、Choreograph Sectionがある。しかし、国によって、趣が違う。オーストラリアの場合、デモするDancer2人はShirtsは白、ズボンは黒色と決まっている。振り付けの評価が踊り手の衣装によって惑わされないためであろう。また、踊る時間は短時間で打切られる。
Asiaの国ぐにでは、ChoreographyのSectionに華やかな衣装、大勢のダンサーが時間たっぷり踊る、一種のShowである。他のダンサーとCompeteするのが苦手なので、ChoreographyのSectionで楽しく躍るのだ、と説明したくれた人がある。
優れた振り付け師は、誰にでも踊りやすく、楽しいダンスを仕立てる。最近では、Bill LarsonとChris WatsonがImprover向けに振付けた Oh Suzannah がある。32 Count 4 Wallのダンスで楽しい。
2008年2月29日記
モーリちゃんの父的にはビル・ラーソンとクリス・ワトソンという、「おおスザンナ」のラインダンスの振り付け師を調べていて出会ったわけですけれども、植松さんの、たいへん若々しく写真を多用しつつ適切な文章をちりばめたページに、たんに知識のみならずおおいに学ぶところあったのでした。
植松さんのレポートにクリス・ワトソンの写真(意外と若い)もあがっているのですが、さらに調べると、年長のBill Larson のほうは "Lonestar Dance Connections" というホームページをもっていて、" My Choreography" や "My Dance Videos" というリンクで「おおスザンナ」の振り付けや自身のYouTubeのビデオにつながっています。
また、The Beat という、ラインダンス・マガジンのコラム執筆者リストに海外からの寄稿者としてふたりが写真入りで紹介されています――"beatcolumnists2008"。それの文章を引用します――
BILL LARSON
Perth (WA)
Bill is well known to many New Zealanders, being an ex Kiwi himself. Having brought us a little sunshine from Queensland's coast he moved to Perth, Western Australia. It's from here that we get the news from "WAY OUT WEST". Bill is a respected judge and is often invited to return home for the Big Linedance Competition events to be on the judging panel.
CHRIS WATSON
Tamworth (NSW)
Chris has become a mentor for many young dancers both in Australia and New Zealand, and brings us regular updates on happenings with "DARE 2 DANCE" from his home in Tamworth. Chris also host the big linedance events in Tamworth and line dance cruises and trips through his travel company.
ビル・ワトソンはパースの人、クリス・ワトソンはタムワースの人なのでした。
ビル・ワトソンのHPには、上述のように「おおスザンナ」へのリンクがありますが、振り付けについてはpdf.なので、重たいし、ちょっと編集して引用してしまいます(編集も容易では中田いやなかったですが)。――
OH SUZANNAH
Choreographer: Bill Larson & Chris Watson―September 2007
Song: ‘Oh Suzannah’ by Southern Culture (136bpm)
4 Wall 32 Count Improver
Start 32 counts in from start of music – 2nd wall starts with vocals
http://www.youtube.com/watch?v=DRlMIFvmVkU
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Steps Actual Footwork Direction(略) Calling Suggestion(略)
Section 1 Roll Left Clap, Roll Right Double Clap
1 Step L to side with 1/4 turn L (9:00)
2 Turning ½ L, Step R back (3:00)
3 Turning 1/4 L, Step L to side (12:00)
4 Hold with clap
5 Step R to side with 1/4 turn R (3:00)
6 Turning 1/2 R, Step L back (9:00)
7 Turning 1/4 R, Step R to side (12:00)
8 Hold with double clap
Section 2 FWD Touch Back Touch, Side Together Side Turn
1,2 Step L fwd, Touch R beside L with clap
3,4 Step R back, Touch L beside R with clap
5,6 Step L to side, Step / Slide R beside L
7,8 Turning 1/4 L, Step L fwd (9:00) , Scuff R fwd
Section 3 Touch Heel Bounce 3x, Walk /Stomp 1/2 turn L
1,2,3,4 Touch R foot frd, Tap / Bounce R heel 3x (wgt on L) Bending fwd, slap R hand side to side across R knee 4x
5,6,7,8 turning 1/2 L in a small semi circle Step / Stomp R L R L with hand claps (3:00)
Section 4 Shuffle Shuffle, Step Pivot Step Touch
1&2 Shuffle fwd: Stepping R L R
3&4 Shuffle fwd: Stepping L R L
5,6 Step R fwd, Pivot 1/2 turn L (9:00 weight on L)
7-8 Step R fwd, Touch L beside R
ま、こんなもんですわ。R=right(右), L=left(左), wgt=weight(体重), fwd=forward(前), back(後), scuff(ひきずり歩き), stomp(足踏み), clap(拍手).
ふたりの「おおスザンナ」振り付けは2007年夏に発表されたようで、ごく最近のものなのでした。なるほどなあ。そこがインターネットの怖さですかな(どこが)。
さて、植松しげさんは、70歳を過ぎたかたとお見受けしたのでが、ほんとに若々しいページで感服したのでした。で、1月21日のTamworth の続きの記事のなかに、写真とコメントが書かれているなかで、下の写真を見てすぐにモーリちゃんの父は、おおスザンナ、と思ったのでした。――
写真出典:植松しげさんの「Perth だより http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige4.html」
「オーストラリアの都市銀行、WestpacのTamworth支店の行員も1日2回、銀行前でライン・ダンスをする。」 というのがキャプションです。
そして、その横にもう1枚写真があり、「通りかかったとき、オースザンナを踊っていた。このラインに加わって踊る人もいる。かくなる私もそうである。」と書かれているのでした。これはゾウの鼻のポーズというか、フトモモをパシパシ叩くしぐさの中途ですね。
1日2回「おおスザンナ」をこんなふうに踊りつづけてておるのでしょうか、行員さんたちは。びっけ。
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Australian Line Dance Championship Main Page <http://www.linedanceaustralia.com.au/ALDC_Forms/ALDC_MainPage.asp>
「Perth だより、、植松しげ 記4」 <http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige4.html> [2008年1月21日(続き)~24日]
「Perth だより、、植松しげ 記5」 <http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige5.html>
「植松シゲさんのタムワース ラインダンス チャンピオンシップシップス 2008 レポート 」 <http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige1.html>
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