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August 18 おおスザンナ犬 A Dog Singing "Oh! Susanna" [スザンナ周辺]

August 18, 2008 (Monday)

    フランスでは「おおスザンナ」が犬にまで親しまれているらしい。


"GolDen ReTrievEr sinGinG 'oH sUzAnnA' " (0:26)  posted by holymushroom56 (France) on Sept. 4, 2007.

   フランスでは Suzanna と z にするのが一般的なのだろか。それともRednex の影響なのかしらん。

  holymushroom さんの投稿はあとひとつがサイモンとガーファンクルのPaul Simon の"Anji" なのですが、映像的にはこちらのほうが好きです。――


"anji"  (1:07)

    なんだかよくわからなかったので、本家を探しました。――

 


"Simon & Garfunkel - Kraft Music Hall 1968 Part 2 of 3" posted by champipple on May 9, 2008.

最初ぼーっと見ていたら、でてきたアート・ガーファンクルがポール・サイモンにそっくりだったので驚いたのですが、ポール・サイモンの弟のEd でした。くりそつなのでした。

  しかし、ギターの演奏だけに(ギャルでも)耳を傾けられた時代というのがむかしはあったのですかね、ですね(あ、リー・リトナーとかナルシソ・イエペスとかとは違うタイプとして考えています)。 それは音楽としていいことなのでしょうか、いいのでしょうね。たぶん。そこで問題になるのは歌というか声の意味なのでしょうけれど・・・・・・ワグナーか、ニーチェか、犬か、わけわかめか。


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August 18 おおスザンナのスパニッシュなお遊戯  Spanish Oh! Susanna in Play [スザンナ周辺]

August 18, 2008 (Monday)

    細かく見ていたら、・・・・・・――疲れました。 この映像の投降者は40歳代のスペインのceipsantsalvadorという方です。他の映像はだいたいどれも子供たちが教室や体育館で(なかには遠足というか森の動画もありますが―"El meu bosc")パフォーマンスをするものなので、学校の先生なのではないかと思われます。演技としてはこのあいだのフランスのステージ上のパフォーマンス(参照 「August 16 おおスザンナのおフランスなお遊戯ザンス」)におおむねくりそつです。

  

 "Oh, Susanna - 6è"  posted by ceipsantsalvador (Spain) on

   6è というのは6th grade の意味なのでしょうか。で、この「おおスザンナ」は10人、男の子5人と女の子5人、で演じられています。 5という数はゴボウ整形、あ、変換しない、五芒星 (pentagram) とか魔術的な意味をもっているわけだし、10で全体というのもごぼう性、あ変換しない五芒星をシンボルとしたピタゴラス教団が唱えていたと思うからナイスな数だと思うのだけれど、いかんせん、練習不足でメリハリがないですな(失礼w)。ウェスタンな帽子をかぶってがんばってはいるのですが。

  ともかく、わかったのは、同様の踊りの遊戯が伝承されているらしいということなのでした。 それもちょっとフォークダンスとは違うタイプの。


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August 20 アメリカンなおおスザンナ遊戯(爆)パート2 An American Oh! Susanna Play Lol Part 2 [スザンナ周辺]

August 20, 2008 (Wednesday)

   どうもアメリカ娘は「おおスザンナ」ではじける傾向があるように思われ。――


"Oh Susanna"  posted by hannahchloe12 on January 4, 2008

  しかし「マイ・ボニー」でも同じようであり。――

 


"Over the Ocean" posted by hannahchloe12 on January 4, 2008

   こちらには "ITS A PIRATE SONG!!!" との注釈あり。そうだるか? 16歳のアメリカン・ギャル3人組。

 

  続きまして、あまりインパクトはないですが、もう少し大人の2人組――


"Oh Susanna" posted by starcrazy1987 on September 10, 2006.

Starcrazy1987 こと Atti さんは20歳で、 "My junior year, Coley and Katrina got bored and Coley put on my high heeled shoes." という言葉を添えています。よく意味がわかりません。junior は大学と高校と両方とも3年生を指します(というか正確には卒業学年つまり最上級がsenior で一年下がjunior ですから、短大だと1年生がjuniorですけど)が、高3のときのビデオということでしょうか。

  あ、なんとなく知識のおさらい的に書いておくと、アメリカの学校制度は(A) 6-2-4 制: 6年間(elementary school 小学校 1-6th grades)・2年間(middle school 中学校 7-8th grades)・4年間(high school 高校 9-12th grades)と (B) 5-3-4 制: 5年間(小学校 1-5)・3年間(中学校 6-8)・4年間(高校 9-12) のふたとおりが、場所による違いはありますが、多いようです。3年間という高校も場所によってはあるみたいですけど。

  4年制の高校だと、1,2年生も大学と同じようにfreshman, sophomore と呼ぶようですね。

  と、とってつけたように書いたついでにとってつけたように・・・・・・たとえば・・・・・・・デデド村の学校情報――「諸学校の学校情報」 (「幼稚園:5歳」とあるのはいわゆる小学校に付属している kindergarten のことですね)。

   ついでにとってつけたようにDededo の地図――


大きな地図で見る

  細部を見ようとすると「恐れ入りますが、この地域の詳細地図は表示できません。ズームアウトして広域表示をご利用ください」とホワイトアウトしてしまうのでした。


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August 21 スーさんの「おおスザンナ」 "Oh! Susanna" Played by a Girl Named Sue [スザンナ周辺]

August 21, 2008 (Thursday)

   今日は昨日の暑さにはならないだろうという感じの午前9時半のサンフランシスコベイエリアからこんにちは。

  はっきりとはわかりませんがおそらく日本語より英語が得意であると思われる "soulsister55" こと Sue さんの「おおスザンナ」弾き語り(日本語)――


"Oh Susanna (American Folk Song)"  Vocal and Guitar by Susanna (1:26) posted by "soulsister55" on January 19, 2008.

    この日本語歌詞は歌われているのは聞いたことがなかったけれど、目にしたことがあった訳詞で、ほんとに歌われているとは半分信じていませんでした。前に "Oh! Susanna" の日本語歌詞についてあれこれ書いたときに、「July 13 「おおスザンナ」のあやふやな歌詞などのいろいろ」で引用させていただいた2006.07.18    ジャパンCAMPSONGネットワーク通信Blog 「オースザンナ」に引かれていた歌詞ではなかですか。

オー・スザンナ     

1.アラバマの町から バンジョーかついで
遠いあの娘の町へ 行くところ
花も嵐も踏み越えて行く 
スザンナ泣かないで 待ってておくれ
 
※ オー スザンナ 泣かないで
  
 バンジョーかついで 今 旅を行く

2.静かな夜には 夢に見た
 丘を駈けてくる お前の姿を
 はるばるやって来たと おいらが言えば
 スザンナの笑顔に 涙がひかる

※ くりかえし

3.もうすぐあの娘の町だよ ニューオリンズ
 逢えば嬉しくて気も遠くなる
 もしもあの娘に逢えないならば
 死ぬより他には 道はないさ

※ くりかえし

  ブログ主のSPUD さんは@Campers JUGBAND というジャグバンドを率いるbanjoist です(あ、いまbanjoist のつづりを確認すべく辞書を引いたら、banjo は、その前がbandore, bandora で、もとはpandora で、黒人のなまりなのね)。この歌詞はとくにボーイスカウトとかそういう流れではないのでしょうか。わかりません。

   Sue さんは日本のSuzuka にいらっしゃる方で、 "Vocal and guitar by Susanna" と説明があるように、Susanna さんです。本名が鈴鹿紗衣とかいうことはないと思います、たぶん。

  Sue という少女とタイトルに書いて、Sueという少年という曲を思い出しました。脈絡があるようなないような・・・ブログだから・・・メモ的にφ(..)メモメモ


"Johnny Cash 'A Boy Named Sue' " (1969) posted by jegir on November 28, 2006.

 "This is live at San Quentin in 1969. This is the original radio version (except no bleep) that your daddy knows!"

   モーリちゃんの父はこれを高校生ぐらいのときにラジオで聞いて、なにがおかしいのかわかりませんでした lol

  "JOHNNY CASH LYRICS - A Boy Named Sue" <http://www.azlyrics.com/lyrics/johnnycash/aboynamedsue.html>


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August 21 オーストラリアのラインダンス事情―― 振り付け (Choreography) について [スザンナ周辺]

August 21, 2008 (Thursday)

    オーストラリアのPerth に在住で Tamworth で開催されるAustralian Line Dance Championship (そのMain Page)を報告したりしていらっしゃる植松しげさんの「Perth だより、、植松しげ 記4」に、「おおスザンナ」の振り付けをしたオーストラリアのダンス教師やラインダンスについて興味深く書かれているので、紹介といいますか利用させていただきたいと思います。この「記 4」は、2008年1月21日(続き)から24日ですが、後日に書き加えられた文章もあるようです。その23日のところに2月29日に追記された「Choreography 雑感」と題する一文から――

   一般の人にとって、Choreographerの存在を大きく認識させたのはマツケン・サンバⅡを振付けた真島茂樹であろう。日本から送られた2004年大晦日、紅白のビデオで見たマツケン・サンバの華やかな踊りの振り付けは、今も私の頭の中にとどまっている。
   いずれの国で行われるライン・ダンスのコンペに〔も?〕、Choreograph Sectionがある。しかし、国によって、趣が違う。オーストラリアの場合、デモするDancer2人はShirtsは白、ズボンは黒色と決まっている。振り付けの評価が踊り手の衣装によって惑わされないためであろう。また、踊る時間は短時間で打切られる。
  Asiaの国ぐにでは、ChoreographyのSectionに華やかな衣装、大勢のダンサーが時間たっぷり踊る、一種のShowである。他のダンサーとCompeteするのが苦手なので、ChoreographyのSectionで楽しく躍るのだ、と説明したくれた人がある。
  優れた振り付け師は、誰にでも踊りやすく、楽しいダンスを仕立てる。最近では、Bill LarsonとChris WatsonがImprover向けに振付けた Oh Suzannah がある。32 Count 4 Wallのダンスで楽しい。
2008年2月29日記

   モーリちゃんの父的にはビル・ラーソンとクリス・ワトソンという、「おおスザンナ」のラインダンスの振り付け師を調べていて出会ったわけですけれども、植松さんの、たいへん若々しく写真を多用しつつ適切な文章をちりばめたページに、たんに知識のみならずおおいに学ぶところあったのでした。

   植松さんのレポートにクリス・ワトソンの写真(意外と若い)もあがっているのですが、さらに調べると、年長のBill Larson のほうは "Lonestar Dance Connections" というホームページをもっていて、" My Choreography" や "My Dance Videos" というリンクで「おおスザンナ」の振り付けや自身のYouTubeのビデオにつながっています。

   また、The Beat という、ラインダンス・マガジンのコラム執筆者リストに海外からの寄稿者としてふたりが写真入りで紹介されています――"beatcolumnists2008"。それの文章を引用します――

BILL LARSON

Perth (WA)
Bill is well known to many New Zealanders, being an ex Kiwi himself.  Having brought us a little sunshine from Queensland's coast he moved to Perth, Western Australia.  It's from here that we get the news from "WAY OUT WEST".  Bill is a respected judge and is often invited to return home for the Big Linedance Competition events to be on the judging panel.

 

CHRIS WATSON

Tamworth (NSW)
Chris has become a mentor for many young dancers both in Australia and New Zealand, and brings us regular updates on happenings with "DARE 2 DANCE" from his home in Tamworth. Chris also host the big linedance events in Tamworth and line dance cruises and trips through his travel company.

 

  ビル・ワトソンはパースの人、クリス・ワトソンはタムワースの人なのでした。

  ビル・ワトソンのHPには、上述のように「おおスザンナ」へのリンクがありますが、振り付けについてはpdf.なので、重たいし、ちょっと編集して引用してしまいます(編集も容易では中田いやなかったですが)。――

OH SUZANNAH

Choreographer:          Bill Larson & Chris WatsonSeptember 2007

Song:         ‘Oh Suzannah’  by Southern Culture (136bpm)

4 Wall 32 Count Improver

Start 32 counts in from start of music – 2nd wall starts with vocals

http://www.youtube.com/watch?v=DRlMIFvmVkU

                  ________________________________________

Steps        Actual Footwork     Direction(略) Calling Suggestion(略)

Section 1    Roll Left Clap, Roll Right Double Clap

1                Step L to side with 1/4 turn L (9:00)

2                Turning ½ L, Step R back (3:00)  

3                Turning 1/4 L, Step L to side (12:00) 

4                Hold with clap

5                Step R to side with 1/4 turn R (3:00) 

6                Turning 1/2 R, Step L back (9:00)  

7                Turning 1/4 R, Step R to side (12:00) 

8                Hold with double clap

                 

                  

Section 2    FWD Touch Back Touch, Side Together Side Turn

1,2             Step L fwd, Touch R beside L with clap

3,4             Step R back, Touch L beside R with clap

5,6             Step L to side, Step / Slide R beside L

7,8             Turning 1/4 L, Step L fwd (9:00) , Scuff R fwd

                 

                  

Section 3    Touch Heel Bounce 3x, Walk /Stomp 1/2 turn L

1,2,3,4       Touch R foot frd, Tap / Bounce R heel 3x (wgt on L) Bending fwd, slap R hand side to side across R knee 4x

5,6,7,8       turning 1/2 L in a small semi circle Step / Stomp R L R L with hand claps (3:00)  

                 

                  

Section 4     Shuffle Shuffle, Step Pivot Step Touch

1&2           Shuffle fwd: Stepping R L R

3&4           Shuffle fwd: Stepping L R L

5,6             Step R fwd, Pivot 1/2 turn L (9:00 weight on L)

7-8            Step R fwd, Touch L beside R

 


   ま、こんなもんですわ。R=right(右), L=left(左), wgt=weight(体重), fwd=forward(前), back(後), scuff(ひきずり歩き), stomp(足踏み), clap(拍手).

     ふたりの「おおスザンナ」振り付けは2007年夏に発表されたようで、ごく最近のものなのでした。なるほどなあ。そこがインターネットの怖さですかな(どこが)。

    さて、植松しげさんは、70歳を過ぎたかたとお見受けしたのでが、ほんとに若々しいページで感服したのでした。で、1月21日のTamworth の続きの記事のなかに、写真とコメントが書かれているなかで、下の写真を見てすぐにモーリちゃんの父は、おおスザンナ、と思ったのでした。――

tam65_photo_by_UematsuShige.jpg

写真出典:植松しげさんの「Perth だより http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige4.html

「オーストラリアの都市銀行、WestpacTamworth支店の行員も12回、銀行前でライン・ダンスをする。」 というのがキャプションです。

  そして、その横にもう1枚写真があり、「通りかかったとき、オースザンナを踊っていた。このラインに加わって踊る人もいる。かくなる私もそうである。」と書かれているのでした。これはゾウの鼻のポーズというか、フトモモをパシパシ叩くしぐさの中途ですね。

  1日2回「おおスザンナ」をこんなふうに踊りつづけてておるのでしょうか、行員さんたちは。びっけ。

 

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Australian Line Dance Championship Main Page <http://www.linedanceaustralia.com.au/ALDC_Forms/ALDC_MainPage.asp>

「Perth だより、、植松しげ 記4」 <http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige4.html> [2008年1月21日(続き)~24日]

「Perth だより、、植松しげ 記5」 <http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige5.html>

植松シゲさんのタムワース ラインダンス チャンピオンシップシップス 2008 レポート 」 <http://www2.nns.ne.jp/pri/tellson/shige1.html>

 


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August 22 おおスイート・カウボーイなおおスザンナ Oh! Susanna as Oh Sweet Cowboy [スザンナ周辺]

August 22, 2008 (Friday)

    振付師ビル・ラーソンとクリス・ワトソンによる「おおスザンナ」のラインダンスが、地元のオーストラリア、そして地理的に近いマレーシアあたりでは昨年から爆発的に流行して、オーストラリアの銀行員たちが全員で日に2回ラインダンスを通りで踊る、その曲にも使われていることがわかった今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか(ちょっとでだしを変えてみた)

  "Oh Sweet Cowboy" と題しておおスザンナのラインダンスの映像がYouTube にあります。今日はStacey Barnett というアメリカの女性振付師による「おおスザンナ」のラインダンスの紹介です(ちょっと文体変えてみました)


"Oh Sweet Cowboy" (2:57) posted by linedqueen (Canada)


    投稿者の"linedqueen" (lined という受け身の動詞じゃなくて lined(ance) だと思いますが、どうでもいいですね)ことWinnie さんはオンタリオ州トロントにお住まいの、ご自身もline dance のchoreographer で instructor です。くまのプーさんのウィニー・ザ・プーにひっかけた Dancepooh という名のホームページをもっています。そこのプロフィールとかを見ると、Chinese Canadian で、もとは太極拳を10年以上教えていて、そのあとでラインダンスの道に入ったようです(いまもtai chi 教えています――華 人 諮 詢 社 區 服 務 處 主 辦
楊家太極拳班――)。漢字の名前は余瑞心。

 

モーリちゃんがパソコン変われ、と要求するので、明日へつづく~


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August 23 おおスイート・カウボーイなおおスザンナ(つづき) Oh! Susanna as Oh Sweet Cowboy [スザンナ周辺]

August 23, 2008 (Saturday)

 

August 22 おおスイート・カウボーイなおおスザンナ Oh! Susanna as Oh Sweet Cowboy

の続きです。

  ということで、カナダの linedqueenさんは自身もダンス教師ですので、情報がいろいろなかたちで示されています。

  まず、ビデオの冒頭に、 "Oh Sweet Cowboy / Choreographed by / Stacey Barnett / (Mar/06) / 32 count, 4 wall, / beginne/intermediate line / dance" と振り付けについて書かれており、次の画面と映像最後の画面では "Danced & / walk through by / Winnie Yu @ / Summer Class / www.dancepooh.com" と、自身の教室のビデオがあることが書かれています。そして、YouTube のページの映像横の説明には、"Step Script" のページ情報も含めて書かれています。――

32 count, 4 wall, beginner/intermediate line dance
Choreographed by Stacey Barnett (Mar/06)
Music:Oh, Susanna by Yamboo
Step Script:
http://www.yipee.per.sg/DisplayStep.a...
Danced & walk through by Winnie Yu @ summer class 

  この、Stacey Barnett さんがどういう人なのか、同姓同名でミスなんたらとかセールスウーマンとかいろいろいて調べがつかないのですが、この一曲ともう一曲の振り付け師として出てくる情報では、ひとつは単にUSAとしている("Oh Sweet Cowboy")のとONとしている("DODEE DAVIS'S WORLD DANCE INSTRUCTION SURVEY JUNE 2008")のとありました。モーリちゃんの父的にはたぶん後者のオンタリオが正しいのではないかと思います(カンです)。

  さて、それはそれとして、このYamboo のものとされる曲なのですけれど、え゛、Rednexじゃないの、これ?? というのがモーリちゃんの父の耳が語る声でした。前にRednex の「おおスザンナ」について書いたとき(August 17 レッド・ネックスの「おおスザンナ」とウェスタン Rednex, "Oh Suzanna" and the Western)に書いたように、でだしは "I come from Alabama with my banjo on my knee.  I'm looking for sweet cowboys who can sing this song with me." (わたしゃアラバマからバンジョーひざに、この歌一緒に歌ってくれるかっこいいカウボーイたちを探しているのです)と歌っているのですが、そのスイート・カウボーイじゃないのでしょうか? 

    YouTubeを検索しても "Oh Sweet Cowboy" でまともにヒットするのはこのlinedqueenさん投稿のラインダンスだけで、しかたがないからゆるく "sweet cowboy" にして検索すると、 Spain の "vanep80" さん投稿の "SWEET COWBOY" がヒットします。――


"SWEET COWBOY (Concurso Lucken 2008)" posted by vanep80 on March 15, 2008

  曲名やプレイヤー名は書いていないのですが、これもRednexではないのでしょうか。

  あとは首都ワシントンのDC. Cowboys という集団(どこが sweet なんじゃい)とか――


"DC Pride Parade 2008 dancing DC Cowboys" (0:17) posted by Poltguy on July 14, 2008

   あるいは、やっぱりアメリカンギャルが弾ける "Save a Horse Ride a Cowboy" とか――


"Save a Horse Ride a Cowboy - Big & Rich" (3:34) posted by RaYlOvEsVbAll on February 4, 2008

    で、600以上あるのを全部見る気になりませんでしたw

    とりあえず確認用に並べて貼っておきます。まず振り付けがStacey Barnett、曲がYamboo とされるラインダンス――


"Oh Sweet Cowboy ( Dance & walk through)" (2:57) posted by linedqueen on August 5, 2008

次のは、貼ったことがなかったですが、マレーシアのchoreographer, line-dance instructor のLeo Boomen さんの"OH SUZANNAH Line Dance"。振り付けはオーストラリアンですけど、"Choreographed by Bill Larson & Chris Watson / 32 counts, 4 walls, easy intermediate line dance / Music: Oh Suzannah by Rednex " と曲はRednex として記されています。――


"OH SUZANNAH Line Dance" posted by Leoboomen on December 27, 2007

   前に貼った、アメリカの小雪と蛭子さん(ちがうって)の、おそらくラーソン、ワトソンのページの情報を律儀に記して、音楽 Souther Culture on the Skids としていたふたりラインダンス――


"Oh Suzannah 5/5" (2:31) posted by LPVn5678 on May 6, 2008

   そしてRednex の "Oh Suzanna" ――


"Rednex - Oh Suzanna" (3:32) posted by Baarerboy on August 16, 2008

  Yamboo って、これも以前に

July 13 「おおスザンナ」のあやふやな歌詞などのいろいろ

で引用した中に出てきていてEternal Music -blog-の 「2006.10.24  Mapouka -オカマdeマプーカ- / Yamboo」でeternal musicさんは次のように紹介されていたのでした。――

マプーカ マプーカ マプーカ~♪
チャカチャカチャカチャカラカ~♪
ラテン風のダンスポップのこの曲
歌うのは Yamboo という女性二人組です
この曲は2005年にリリースされた曲ですが
このシングルで 10枚目のリリースとなるようです

ルーマニアとユーゴスラビアのハーフ Silviato と
ベルギー生まれのアフリカ人 Gisele で構成されています
でも 昔は3人だったんじゃないのかな・・・?

曲としては最初に書いたとおりで ラテン風ダンスポップで メロディから何からキャッチーです
元々この曲 タイのクラブでヘビーローテーションされていたらしいのですね
邦題が「オカマdeマプーカ」になっているのは サビの部分が
「オカマー イェー」に聞こえるがために そうなったようです
あと 某ラジオのオカマのコーナーで使われていたらしいですね(笑)

で そんな彼女たちですが 11月1日に日本でデビューアルバムがリリースされます
リードトラックはもちろんMapoukaなのですが 他にもいいネタは多いので 一部を紹介

Oh Suzanna
おそらく誰もが聞いたことあるでしょう
「私はアラバマからバンジョー肩に~ 遥かなルイジアナまで行くのです♪」
「オースザンナ」のダンス・カヴァーです
Rednexの曲のようなポップな仕上がりで とてもキャッチーです

  このアルバムの2曲目が "Oh Suzanna" なのでした。Rednexとくりそつなのでしょうか・・・・・・。なんかどっちも「汚れ系」といううわさも(意味わからんわい)。

   しかしYouTubeにYamboo の「おおスザンナ」は見つからず、なんとか音源で見つかったのは Yamboo: Oh Suzanna (club dance mix) というmp3 の断片でした。なんじゃこりゃ(このページからリンク)。 <http://www.juno.co.uk/miniflashplayer/SF225990-01-01-18.mp3/> (1:00)。野郎の声しかせんがな。しかもYamboo の「おおスザンナ」にはいろいろヴァージョンがあるようなのでした。

つづく~


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August 23 ラインダンスとは何ぞ――おおスイート・カウボーイなおおスザンナ(またつづき) What Is Line Dancing: Oh! Susanna as Oh Sweet Cowboy [スザンナ周辺]

August 23, 2008 (Saturday)

   Yamboo と Southern Culture on the Skids と Rednex の音楽についてはわけがわからないのでおいておきます(ただ、出回っているラインダンスの音楽としてはどれもRednex ではないかとモーリちゃんの父には思われてしかたがありません。

  さて、楊家太極拳班のtai chee (ここで、楊家秘伝太極拳に関心がおありの方は、こちらを熟読すべき、以下は読んでいる場合ではない)の先生でもあるカナダの余瑞心 Winnie the Pooh 先生は、ラインダンスについて、おそらく(失礼)自分の言葉で説明しておられる。――

What Is Line Dancing?

Line Dancing is the 2nd most popular extra curricular activity in the World, using all rhythms of music. Originally, the most popular music used for line dancing is country music, now there are thousands of dances for Latin, soul and funk songs, etc. Line dancing is healthy for body and mind, it makes an hour fly by without any stress, and you can learn new steps and make new friends while staying fit. It is easy-to-follow, fun-to-do, fun-to-learn, and does not require a partner.

Line Dance is a formation dance where a group of people stands in a line or in lines, and they all execute the same dance moves.  In a smaller group there may be only one line, but usually there are several parallel lines, one behind the other.  In this parallel lines formation the dancers dance in a synchronized manner, but independently of each other. There are usually no moves that require any interaction between the dancers.

Line Dance is a choreographed style of dancing.  That means, when you step out a line dance, you are following a sequence of steps that have been conceived by the choreographer or choreographers. Remembering the step sequences is actually more important than trying to learn a particular dance - while dances come into popularity and then vanish into oblivion, the step sequences are eternal - at least as eternal as line dancing.  Progressing from novice to beginner to intermediate and finally to advanced is really a matter of learning more basic steps and increasing complex step sequences and integrating them together.

 

    以下、概略訳、といいながらほぼ全訳。― 「ラインダンスとは何ぞ?」  ラインダンスは、世界で2番目に人気のある課外活動で、あらゆるリズムの音楽を使うものです。もともとは、ラインダンスの一番人気の音楽はカントリー音楽でしたが、いまはラテン、ソウル、ファンクなどなどの曲に対する何千というダンスがあります。ラインダンスは体と心に健全で、なんらストレスなしに時間は飛翔、かっこよく[?]新しいステップを学び新しい友達をつくることができます。簡単にわかり、簡単にでき、簡単にまなべ、パートナーを必要としません。ラインダンスは、集団がひとつのライン、あるいは複数のラインに位置するフォーメーションダンスのひとつで、全員が同じダンスの動きをします。小さい集団の場合はラインが一つということもありますが、たいていは前後に平行のラインがいくつかできます。この平行のライン・フォーメーションで、ダンサーはシンクロナイズされたかたちでダンスを踊るわけですが、互いに個別に踊るのです。ダンサー相互が関わりあうような動きはふつうはありません。ラインダンスは振り付けられた様式のダンスです。どういうことかというと、ラインダンスのステップを踏むとき、振付師(choreographer, あるいは複数のchoreographers)が前もって考えたステップのシークウェンスに従うということです。ステップのシークウェンスを覚えることが、あるひとつのダンスを学ぶことより実際には重要です――ダンスは人気が出て、そして忘却の彼方に消える、けれどもステップ・シークウェンスは永遠です――少なくともラインダンスが続く限り永遠です。未熟者から初心者から中級者へ、そしてついには上級者へと進歩することは、実は、基本のステップと複雑なステップ・シークウェンスを学んで、両者を統合するという過程にほかなりません。

  そうして、まとめとなる図を開示しておられます。つつしんで引用させていただきます。――

 winnie_final03.PNG

<http://www.dancepooh.com/index.html> 

 以上でございます。

line_dance.gif

 


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August 24 ラインダンスとは何だ?  What Is Line Dancing? [スザンナ周辺]

August 24, 2008 (Sunday)

 

August 23 ラインダンスとは何ぞ――おおスイート・カウボーイなおおスザンナ(またつづき) What Is Line Dancing: Oh! Susanna as Oh Sweet Cowboy [スザンナ周辺] のつづきです。

   実はだまっていましたが、モーリちゃんの父にとってラインダンスというと、第一に文明堂のカステラ一番のコマーシャルのくまさんたちのダンスである。おお、何と便利なことよ、インターネットは――


「文明堂CM〝モノクロ版〟」 (0:15) posted by shinzawamotoei on August 12, 2006

   第二、第三に、松竹歌劇や宝塚歌劇の過激なステージダンスである。
   SKD、OSK についてはなかば懐旧的に語るしかないとしても、たいへんにくわしく語るかたがたがいらっしゃる。――

  「松竹歌劇団(SKD)が、新宿の厚生年金会館で最終公演を した日」 〔兵庫県のよーさんの『今日のことあれこれと・・・』ブログ, 2008.2.25〕 三つの歌劇団についての記述だけ引用します。――

松竹歌劇団(SKD)は、宝塚歌劇団、OSK日本歌劇団と並ぶ日本の三大少女歌劇のひとつとして、かつて存在した東京を代表するレビューを主とした歌劇団。浅草・国際劇場を本拠地とし、「西の宝塚・東の松竹」とも呼ばれ、戦前・戦後を通して一時代を築いていた。
SKDとは、劇団名であった「松竹歌劇団」(Shochiku Kageki Dan)の略称。かつて、宝塚歌劇団と同じ関西でしのぎを削り、「歌の宝塚、ダンスのOSK」と並び称されていたOSK(以前の劇団名であった「大阪松竹 歌劇団」(Osaka Shochiku Kagekidan の略称)とは、姉妹会社である。同じ松竹が経営していたSKDは、OSKの後に東京を本拠とする劇団としてつくられたもので、大阪本拠のOSKとの棲み分けを図っていた。このOSKのことについては、OSK日本歌劇団を見てください。

 

 「All About OSK #01 [ロケット] 基礎知識からマニアネタまでOSKに関するトピックスいろいろ」  〔NewOSK*fan magazine〕 日本におけるラインダンスの歴史を詳しく語っているのですが、冒頭の、ロケット=ラインダンスのところだけ引用します。――

ロケット=ラインダンス

「ロケット」「ロケットダンス」という言葉を使うのは歌劇やレビューに詳しい人が多いと思います。一般的には「ラインダンス」のほうが通りがいいん じゃないでしょうか。全員が一列になって揃って脚を上げて踊る群舞です。カントリーラインダンスなど特に脚上げとは関係ない「ラインダンス」もあります が、ショーやレビューの中で「ラインダンス」と言えば脚上げは必須。いかに全員がぴったりと振りを揃えているか、またスピードや回数、上げる脚の高さなど が見どころです。

 もうひとつ「1948年東西松竹合同公演「みどりのカーニバル」【2】」〔ちどりん日記~OSKが好きなのだ~ブログ, 2007.1.8〕 コメントのやりとりでのラインダンスの蘊蓄とOSKへの熱い思いが泣かせます。

  宝塚では今年春のニュースにもラインダンスがクローズアップされておりました。――

   「脚上がってる? 新タカラジェンヌがラインダンスを披露

  あ、字が大きくなってしまった。 〔産経ニュース 2008.3.15 12:00〕

    ところで、当初、松竹+ラインダンスで検索をしてみたのだが、最初にヒットしたのは、

  「カントリーラインダンス(DVD) | 松竹DVD倶楽部」というページでした。 "Let's Country Line Dance" と パッケージに英語で書かれていますが、『カントリーラインダンス』というカタカナ名で販売されている商品です。商品説明の一部と内容説明――

カントリーで踊る・新週末スタイル。初級~上級までこれだけでマスター。

90年代初頭の米国でビートの利いた新ジャンルのカントリーミュージックで踊るダンスとして大流行し、近年日本にも上陸。
始めやすさが特徴!他のダンスに比べ軽装で気軽にでき、動きが多いためダイエットに最適と、女性の注目をあびている
いままでなかった!ニーズに応え中級以上にも対応の、初の教則DVD。(今作のみで初級から上級レベルまでをマスター可)

内容
日本での一般的なイメージと違いカントリーミュージックは、アップテンポのロック調やラップ調のものもありクロスオーバーしたジャンルとして確立されています。そんなカントリーのスタンダードナンバーや、最近の流行歌を使い楽しくダンスが学べます。
今作はテキサスを中心に盛り上がっている列になり皆で踊るラインダンスを中心に紹介しています。

※日本でも盛り上がりを見せるカントリーダンス
・横須賀市では日米親善パーティやプレ市制百周年記念市民主催事業として小学生の教育に取りいれることを決定
・「ホンキートンク」と呼ばれるホール付きのカントリー風大衆酒場が米国で大量出店。都内でも赤坂「カントリーハウス」をはじめウエスタン基調の店で週末はダンスで賑わっています

●ステップの基礎から上級技までを一挙紹介(エレクトリック・スライド、ジャンプ・イン etc)
●構成は、基本ステップ・練習・おさらい と初心者も安心
●インストラクターは、日本カントリー界の草分け的存在 菅原遊氏ほか

 

 

   ということで、輸入ものではなく、横須賀カントリーミュージック&ダンス協会というところが中心になってつくられたもの。発売は2007年1月27日。

   ということで、カナダの余瑞心 Winnie the Pooh 先生は、もともとはカントリー・ミュージックだったがいまはいろんな音楽がラインダンスで使われているという説明でしたが、むしろカントリー・ミュージック自体のクロスオーバーなひろがりととらえる考え方もありえて、このDVDの説明はオクレテルというよりそういう見方かなと思います。アメリカの演歌といわれるカントリーが意外に歴史が浅くて、20世紀後半に大いに変貌したということも話をややこしくさせています(いちおうウィキペディアの「カントリー・ミュージック」は音楽の歴史を考えるうえで参考になるかも)。

   さて、Wikipedia の日本語の「ラインダンス」は次のようないまふうなリンクを含むいまふうな内容のいまふうな記述でした(これは上の「カントリー・ミュージック」にそのまま組み込まれてますねー)。――

ラインダンスLine Danceとは、ダンスフロアに整列し、全員が一斉に同じステップを踏むダンス。 主にカントリー・ミュージックポップスなどの曲で踊られることが多いが、音楽ジャンルに特に限定は無い。 

コレオグラファーや有名ダンスインストラクターなどが創作した振りをステップシートにおこし、それが各地のディスコナイトクラブホンキートンクなどでそれぞれ広められる。 カウントや曲ごとに振り付けが決まっていて全員がほぼ同じ振りをする。 いわば日本の“パラパラ”を腕ではなく足のステップを中心に行なうダンスと考えるとわかりやすい。 カウントやステップ、あて曲などに地域差があるが、エレクトリック スライドElectric Slide)やトゥシュ プシュTush Push)などは世界中どこででも通用する有名なステップである。 大抵の場合、DJが曲中のMCで「さぁ~っ ホットなカウガールたちの為に次はヒップホップでいくぜっ! 次は"Men In Black"だっ!」というような感じで、次の曲のステップを予告する場合が多い。 1990年代に、ドワイト・ヨーカム"Crazy Little Thing Called Love動画"ミュージック・ビデオアパレルブランド GAPのテレビCM動画が影響してか、ラインダンスが一世をふうびし、カントリーに限らず ビートの効いたヒップホップやロックスタイルのステップも流行したが、現在はかなり下火になっていてる。 しかし最近では、hpiPodのテレビCM動画 にラインダンスを登場させたり、シャナイア・トゥエイン"I Ain't No Quitter動画" や、マドンナ"Don't Tell Me動画"ジェシカ・シンプソン"These Boots are Made for Walkin 動画" などをはじめとする多くの最新カントリーやポップス・ダンス系のミュージック・ビデオの中でラインダンスを踊るシーンを盛んに盛り込むなど、「ラインダンス・ブームが再燃するのでは」とのうわさもある。 また既出のカウボーイ・トロイCowboy Troy)のように、MVの中で踊られているステップの“インストラクション動画”を公開しているアーティストもいる。

 

  ううむ。松竹過激いや歌劇団のラインダンスは何処に?  しかし日本語Wikipedia には「松竹歌劇団」「OSK日本歌劇団」の記事がもちろんなって、そこでラインダンスにも触れられています(なぜか「宝塚歌劇団」の項目にラインダンスの言及はないのですが)。記述者同士の知識と関心のinteraction がないのね。

 

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追記。以下の記事を書きました。――

August 28-29 ラインダンスとフォークダンス (1)  Line Dances and Folk (1)

August 29 ラインダンスとフォークダンス (2)  Line Dances and Folk (2)

August 30 OED のまとめ――ラインダンスとフォークダンス (3)  OED, QED: Line Dances and Folk (3)

August 30 性と肉体的接触――ラインダンスとフォークダンス (4)  Gender and Physical Contact: Line Dances and Folk (4) 

 

 

 

 

 

 


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August 25 ひとりバンドのおおスザンナ(イタリア) One-Man Band "Oh! Susanna" (Italy) [スザンナ周辺]

August 25, 2008 (Monday)

   イタリアの19歳の青年のせいぜい頑張っている20秒のパフォーマンス――


"Oh susanna armonica e batteria contemporaneamente!!!" posted by "pepperkk" on May 26, 2008

"Dilettatevi con Pepperk che suona armonica e batteria!" 


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August 28-29 ラインダンスとフォークダンス (1)  Line Dances and Folk (1) [スザンナ周辺]

August 28, 2008 (Thursday)

    日本語のウィキペディアの「ラインダンス」は、もっぱら1990年代以降のナウいラインダンスしか眼中にないようでしたが、英語のWikipedia の"line dance" はもっと視野の広い記述になっています。冒頭の記述と、歴史的な記述のところで、示唆的な文章がありました。

   冒頭では簡潔な定義がなされています。――

A line dance is choreographed dance with a repeated sequence of steps in which a group of people dance in one or more lines (British English, "rows") without regard for the gender of the individuals, all facing the same direction, and executing the steps at the same time.  Line dancers are not in physical contact with each other.  Older "line dances" have lines in which the dancers face each other, or the "line" is a circle, or all dancers in the "line" follow a leader around the dance floor; while holding the hand of the dancers beside them.[1]

  ラインダンスとは、反復されるステップ・シークウェンスで踊る、振り付けられたダンスで、一ないし二以上のライン line (英国英語では "row" )を成す集団が、個々人の性差にかかわりなく、同一方向を向き、同時にステップを踏む。ラインダンスは互いに身体的接触がなく踊られる。古い「ラインダンス」においては、ダンスを踊る人が向きあうとか、「ライン」が丸いとか、あるいは「ライン」で踊る人の全員がリーダーのあとに従ってダンスフロア―を移動するとかした。また、横の人同士で手をつなぐというのもあった。

   意訳です。最後の "while holding the hand of the dancers beside them"というのは、文法的にはなんで "hand" が単数形なのか理解に苦しむのですが、これこそ文明堂劇場的なラインダンスを包含する記述と信じて訳しました。

     とここまで書いて文明堂の劇場は何劇場だったかしら、と自分の過去の記事を見に行ったら、ちどりさんからトラックバックとコメントをいただいているのに気付きました。

ラインダンスを語れ!(ちどりん日記〜OSKが好きなのだ〜 2008-08-26 20:12)

&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; いやー、ラインダンス論議がすごいことになっていますわ。 写真は左:1952年(昭和27年)大劇「秋のおどり 日本一桃太郎」から「鬼のロケット」(1953年発行カバヤスクールグラフ「あこがれの星座」より)…[続く]

まだまだ「レビュー・オブ・ラブ」(ちどりん日記〜OSKが好きなのだ〜 2008-08-26 20:09)

1992年あやめ池春季公演「レビュー・オブ・ラブ」の販売版の映像を見せていただいた。

   ラインダンスについて定義から徹底的に語りあった記事ということで、できるかぎりリンクやコメントを拝読させていただきました。モーリちゃんの父としては「おおスザンナ」からふらふらと舞うようにして東部から南部へ、そしてサザンからウェスタンへとひらひらしたので、さらに西へ海を渡って日本のラインダンスに関して蘊蓄を傾ける知識も、地に足のついた議論の用意も、なにもないのですが、勉強させていただいたのでちょっとだけ紹介がてらに問題点を書かせていただき、辞書的な注釈をつけくわえさせていただきたいと思います。

  日本のラインダンスの起源については、とりあえず、このあいだの記事で「日本におけるラインダンスの歴史を詳しく語っているのですが、冒頭の、ロケット=ラインダンスのところだけ引用します」 と書いた 「All About OSK #01 [ロケット] 基礎知識からマニアネタまでOSKに関するトピックスいろいろ」  〔NewOSK*fan magazine〕のまとまった記述を引用しておきたいと思います。――

ロケットの語源は?

ショーのなかでダンサーが一列になって脚を上げるダンスがいつごろから始まったのかはさだかではありませんが、それを有名にしたのはニューヨークの ラジオ・シティ・ミュージック・ホールのダンスチーム「ロケッツ(Rockettes)」です。ロケットダンスという言葉はここから生まれました。

1922年、ブロードウェイで大ヒットしたレビュー「ジーグフェルド・フォーリーズ」を見たラッセル・マーカートはジョン・テイラー振付 の「テイラー・ガールズ」のダンスに刺激され、もっとスタイルが揃っていて、複雑なステップと、高い脚上げ(eye-high kicks)ができることを目標に1925年に「セントルイス・ミズーリ・ロケッツ」というダンスチームを作りました。このチームがアメリカで評判にな り、1932年からラジオ・シティ・ミュージック・ホールで公演を行うようになったのです。

セントルイス・ミズーリ・ロケッツはラジオ・シティ・ミュージック・ホールの前にもブロードウェイの様々な劇場で公演を行っていました が、ロキシー劇場のオーナーはことに彼女たちを気に入って、劇場に合わせチーム名を「ロキシエッツ(Roxyette)」と変えました。本拠地をラジオ・ シティ・ミュージック・ホールとしてからも、しばらくはロキシエッツと呼ばれていましたが、やがて女性形の「ロケッツ」に改名し、今に至っています。

日本のラインダンス

高木史朗の『レビューの王様 白井鐵造と宝塚』によると、1927年(昭和2年)に宝塚歌劇団で上演された日本初のレビュー『モン・パリ ~吾が巴 里よ~』のラインダンスではまだ脚上げがなかったそうです。現在のように揃って脚を上げる形になったのは1930年(昭和5年)の『パリゼット』からとの こと。ラインダンスが売り物となったのは1935年(昭和10年)にNDT(日劇ダンシングチーム)が生まれてから、という記述もあります。

NDTは当時の日劇支配人・秦豊吉によってラジオ・シティ・ミュージック・ホールのロケッツをお手本にして結成されました。また、「ライ ンダンス」という言葉そのものも秦豊吉によって作られ、1936年(昭和11年)のNDT第8回公演『日劇秋のおどり』で初めて使われたそうです。NDT 結成以前にもダンサーが列になって踊る場面は珍しくなかったようですが、ロケッツやそれを模したNDTのラインダンスは、脚を上げる回数をはじめとして、 高さやスピード、タイミングの揃い方などが、それまでの「振付の一部としての脚上げ」とは一線を画していたために評判を呼んだのではないでしょうか。

大阪松竹歌劇団の「ロケットガールズ」

さて、OSK関係の資料で最初に「ロケット」の名称が出現するのはまだ大阪松竹少女歌劇団(OSSK)と呼ばれていた時代の1938年(昭和13 年)です。『OSK50年のあゆみ』には1938年の『春のおどり』の説明文に「この公演より新しく“松竹ロケットガールズ”の名称が誕生し、従来のラインダンスより一歩前進した」とあります。この「ロケットガールズ」は、東京の帝国劇場で行なわれた松竹楽劇団の立ち上げ公演に参加しています。他の出演者は秋月恵美子、笠置シヅ子、小倉みね子ら、東西の松竹歌劇のスターや、アメリカ帰りでタップダンスの第一人者の中川三郎などそうそうたる面子です。当時の帝劇は芸術性の高いクラシックやオペラの公演が中心で、レビューやタップダンスなどの上演はそう簡単なことではなく、それだけにこの公演にかける松竹の意気込みは大変なものだったようです。

   ここで、第一に、「ロケット」として知られる日本のラインダンスの「ロケット」のほうの由来はアメリカにあること、第二に、しかし「ラインダンス」は秦豊吉がつくった言葉であることが記されています。それから、第三に、歴史的な流れとしては、(1) 1927(昭和2)年の日本初のレヴュー『モン・パリ』では脚上げがない(が「ラインダンス」の実態はある)、(2) 1930(昭和5)年の『パリゼット』から揃って脚を上げるかたちができる、(3) 1936(昭和11)年の『日劇秋のおどり』で「ラインダンス」ということばが初めて使われたそうだ、(4) 1938(昭和13)年の大阪松竹少女歌劇団の『春のおどり』で松竹ロケットガールズが生まれた。

   さて、ちどりんさんの、昨年2007年2月22日の「まだまだ「レビュー・オブ・ラブ」の本文とコメントでは、日本のラインダンスについての検討が行なわれています。そのなかでリンクされているちどりんさん自身の「本格ラインダンスはいつからか?」という2006年9月10日のブログ記事が興味ぶかかったです。また、コメントのひとつでは、昭和12年11月に大型ラインダンス<ロケットガールズ>が誕生した、という、パンフレットからの情報が記載されています。そうすると、OSK 関係としてはロケットガールズは1937年11月に結成され(練習を積み)、翌年の『春のおどり』で公にデヴューしたらしいことが推測されます。

   しかし、コメントでの議論としては、ロケットの始まりではなくてラインダンスの定義から始めないとということになって、(あしをあげない場合もある)レビューの幕間に演じられる、統率の取れた、ラインになったダンス、という定義や、ラインダンスが劇団によって意味づけがちがうことや、ラインダンスに脚上げの意味が付与されてしまっている歴史的文脈やら、さらに欧米の源流を考察する必要性などがあれこれと話しあわれることになります。

   いっぽうやや最後のほうは並立するかたちで、3月3日付の日記(ブログ)「ラインダンスを語れ!」が議論の場を提供するかたちで書かれ、そこでは日本のラインダンスについての話と同時に、夏時雨さんがWikipedia や海外のline dance に触れ、3月6日に「まだまだ「レビュー・オブ・ラブ」」にトラックバックされた夏時雨(裏帳簿)さんの「ラインダンスとLinedance(もしくはLine Dance)にRockettにKickline」 のほうでラインダンスのひろがりというかが英語版Wikipedia の"Line dance" の説明とYouTubeの映像(この最初のオーストラリアの女の子たちのラインダンスは2007年のTamworth の大会ですね――いちおう参照「August 21 オーストラリアのラインダンス事情―― 振り付け (Choreography) について」)とともに提示されて議論されることになるのでした。

   さて、モーリちゃんの父が付け加えられるのは、以下の辞書的情報です。

   最大の英語辞典であり、かつ歴史原則 Historical Principles を採用している『オックスフォード英語大辞典』 (OED)  を調べてみました。歴史原則というのは、かんたんにいうと、言葉の意味や発音や形態を、古いところから記述し、同時にそれにみあうように、見つかった限りで最も古いところから実際の用例を記載して示す、というようなスタイルです。ふつうは話し言葉のほうが書き言葉に先行するわけでしょうけれど、文献に見つかった最初の例が「初例」ということで、言葉のおおまかな誕生や変遷や死滅のあとが看てとれる、ということになります。

   はじめにリストだけ掲げて、記事をあらためて歴史的に検討させてください。n. は noun で名詞、v. は verb で動詞です。冒頭の年号は、OED における初例の年です。

1961     line dance, n.

1990     line dance, v.

1928     line dancer, n.

1930     line dancing, n.

   あ、タイトルのフォークダンスはどこに・・・・・・?   (1) とします。つづく~♪

 

カリフォルニア時間2008年9月10日付記――

「August 29 ラインダンスとフォークダンス (2)  Line Dances and Folk (2)」 〔"line dancer" "line dancing" という英語は1920年代からあったことについて、ジョン・ティラー (ティラーズ)とラッセル・マーカート(ロケッツ)について〕

「August 30 OED のまとめ――ラインダンスとフォークダンス (3)  OED, QED: Line Dances and Folk (3)」 〔英語の "line dancer" "line dancing" "line dance" と日本語の「ラインダンス」の関係について〕

「August 30 性と肉体的接触――ラインダンスとフォークダンス (4)  Gender and Physical Contact: Line Dances and Folk (4)」 〔ラインダンスが身体的接触や性差を避けるようになったことと少女歌劇について〕

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August 29 ラインダンスとフォークダンス (2)  Line Dances and Folk (2) [スザンナ周辺]

August 29, 2008 (Friday)

August 28-29 ラインダンスとフォークダンス (1)  Line Dances and Folk (1)

のつづきです。

    オックスフォード英語大辞典で "line dance" をうちに含むことばとして4つ記述があり、引用例の初出の年度で並べると次のようになります。


1928     line dancer, n.

1930     line dancing, n.

1961     line dance, n.

1990     line dance, v.

 

  さて、(1) のあと、OED からの引用はどのくらい許容されるだろうか、とかOED の特殊文字ってそのまま出るのだろうか、とか、コピペじゃくて書き写すのはめんどうだな、とか悩んだのですが、著作権についてはよくわからないので、ブツ切れで引用しておおむね自分の言葉で語り、むしろ著作権が及ばない用例のほうをきちんと引用して言及しようと思います。

  1928年初例の "line dancer" ということばについて、まず、語源的には line + dancer として、ただし のちの LINE DANCER と すぐのちの LINE DANCING も参照、と書かれています。意味(定義)としては "A person who participates in line dancing." (「ラインダンシングに参加する人」と、その、のちの "line dancing" が使われちゃったりしています(これは論理的には辞書記述としての純粋性を欠いているといえば欠いているのですが、難解じゃないから、ということで、許容されるところだと思います)。初例は1928年8月12日のNew York Times 7ページ―― "There is no denying that the days of the line dancers are numbered." なんのことやらわかりませんが「ラインダンサーの時代は終わりが近いことは否定できない」みたいなかんじでしょうか("days are numbered" は「余命いくばくもない」みたいな意味の決まり文句です)。そのつぎのは1978年のNew York Times なのですが、歴史的な内容を含んでいます―― "Line dancers, as the Rockettes have been called, were not new . . . in 1925.  日本のロケットあるいはロケットダンスの由来とされるニューヨークの ラジオ・シティ・ミュージック・ホールのダンスチーム「ロケッツ(Rockettes)」は1925年に結成されたということは、前の記事に引用した「All About OSK #01 [ロケット] 基礎知識からマニアネタまでOSKに関するトピックスいろいろ」  〔NewOSK*fan magazine〕でも書かれていたことですが、そのロケッツのダンスについて、「ロケッツはラインダンサーズと呼ばれてきたが、ラインダンサーというのは1925年の時点で・・・・・・新しいものではなかった」。最近の2002年が用例の最後ですが、そこではどうやら壇上での一列のラインダンスからいまふうのウェスタンふうのラインダンスへの変化のことが書かれているようです(Variety 9月3日号)―― "Show gave way to pageantry―riders in formation, wearing Australian-flag drizabones (bush all-weather jackets), the saw-dust-covered arena filled with line dancers, horse and buggy stunts."  drizabone はカッコ内に説明がありますけれど、オーストラリアのブッシュの住民が着用する防水コートのことです。オガクズをしいたアリーナがラインダンサーでいっぱいだった、というオーストラリアの様子です。冒頭の "Show gave way to pagenatry" というのは、ほんとはよくわかりません。もしかするとただそれまで、それこそステージ上でショーがあったのが、プログラムが変わってみんなが踊ったというこの催しでの変化を言っているだけなのかもしれません。実はダッシュのあとの文法的なつながりもよくわからないのですけど・・・・・pageanty と同格で名詞句が並んでいるのでしょうか。

  1930年初例の "line dancing" では、まず、語源的には 名詞のline + 動名詞のdancing、ただしのちの LINE DANCE とすこし前の LINE DANCER を参照、とあります。 "The action or practice of performing a line dance or line dances."  (ラインダンスを演じる行為ないし実践)。初例は1930年1月12日のNew York Times― "As if in expiration of what his fellow-countryman, Mr.Tiller of Manchester, did in flooding the country with line dancing in imitation of his once unique troupe of Tiller Girls, [etc.]" ここでもまた固有名詞が出てきます。Manchester のTiller と Tiller Girls。実は、これも「All About OSK #01[ロケット]」に、「テイラー」というちょっと誤った表記で記述されています。引用します。――

1922年、ブロードウェイで大ヒットしたレビュー「ジーグフェルド・フォーリーズ」を見たラッセル・マーカートはジョン・テイラー振付 の「テイラー・ガールズ」のダンスに刺激され、もっとスタイルが揃っていて、複雑なステップと、高い脚上げ(eye-high kicks)ができることを目標に1925年に「セントルイス・ミズーリ・ロケッツ」というダンスチームを作りました。このチームがアメリカで評判にな り、1932年からラジオ・シティ・ミュージック・ホールで公演を行うようになったのです。

John TillerはWikipedia に項目があります(John Tiller, wikipedia)。生まれは1854年と書かれていますが、没年の記載はありません(たぶん1925年)。英国マンチェスター生まれ。Wikipedia には Tiller Girls という項目もあるのですが、この "John Tiller" から最初のティラー・ガールズ誕生の様子を描いたところを引用しておきます。――

John Tiller carried on presenting dancers in an amateur capacity. With this taking up more and more of his time, it made it hard for him to concentrate on making a living in the cotton industry. By this time his real interest was with the theatre and dance and he was getting bored with his chosen career. In 1890 John was asked to present a quartet of children for the pantomime Robinson Crusoe at the Prince of Wales Theatre, Liverpool. He chose four of his best Manchester pupils, all aged about 10 years: Dolly Grey, Tessie Lomax, and twins Cissy and Lilly Smith. They were chosen as they were all the same height and had the same very slender shape with dark hair. He worked with them relentlessly repeating every movement time and time again until they were perfect. He worked them so hard that at times they were so exhausted they had to be carried home by their parents- their feet too blistered to walk.

John was striving for absolute precision in dance. These were the first of thousands of Tiller Girls where every movement had to be perfect and every turn had to be simultaneous. The routine was not the high-kicking dance that they were later to be remembered for.

He rehearsed them in a burlesque routine and a “Coconut dance” popular at the time. The pantomime lasted for three months with every show generating glowing reports in the newspapers and receiving awards for the girls and their manager. The fee received for this only barely covered expenses and costs. This first experience helped John make up his mind to become a professional manager.

本業のかたわらダンスを子供たちに教えていたのですが、1890年にリヴァプールの劇場でのパントマイム劇『ロビンソン・クルーソー』に4人の子供の出演を依頼されます。自分の優秀な生徒のなかから同じ体格、同じ髪の色、同じ年の4人(うちふたりは双子)を選出し、特訓を重ねる。で、4人はまったく同じ動きを完璧に同時にこなせるようになったのでした。このときに、のちにジョン・ティラーが有名になる「ハイキッキング」は含まれていなかったのですが、これがティラー・ガールズの最初だったといってよい。

このあとの記述として1890年代の終わりまでには、互いに腰をまわすことで安定した正確な "high kicks" を演じられるかたちを考えたこと、 それからアメリカでの公演の最初は1900年、New York City にダンス練習教室を開いたこと、ニューヨークでの全盛期にはGlobe Theatre に The Lolipops と The Sunshine Girls、そしてZiegfeld Follies 内に 24 Tiller Girls と、3つのTiller Girls 軍団がいたこと、などが書かれています。

"Tiller Girls" の項目のほうでは、今日 "precision dancing" と呼ばれるものの先駆者だとか、"Tap and Kick" はもともとは "Fancy-Dancing" と呼ばれたとか、ショーによっては32人の line-up だったとか、もろもろの情報のあとに、Radio City Rockettes との関係が書かれています。――

The Radio City Rockettes Connection

Russell Markert, founder of the Rockettes quoted;

"I had seen the Tiller girls in the Ziegfeld Follies of 1922," he reminisced, "If I ever got a chance to get a group of American girls who would be taller and have longer legs and could do really complicated tap routines and eye-high kicks, they'd knock your socks off!"

Many a Tiller girl would be a little offended at this remark as many of the Tiller Ballet and Tap Routines have never been replicated with such precision. However the Rockettes Kick routines today are precision dance at its very best, original and real entertainment.

The Rockettes first kicked to life in 1925 as the "Missouri Rockets" and made their show business debut in St. Louis, the realization of a long-time dream of their creator, Russell Markert.

It is known that some of the Tiller Girls and American girls who trained with Mary Read 〔この人はニューヨークの教室を任された女性です〕 were also involved in the Rockettes, one girl Lily Smart who trained with the Tiller School of Dance in Manchester and was with the 1922 troupe in the Ziegfeld Follies, she settled in America and Joined the Rockettes, she was with them for many years. Russell Markert added his own style to the Precision Dance routines; this found its way back to the Tiller girls in the United Kingdom.

Girls that had visited the USA during the late 1930s and 40s danced for the Troops and liked the American style of dancing and the costumes with head dresses they saw. American films also showed showgirls and had a big impact on the British audience. From the late 1940s through the 1970s the Tiller girls adopted a lot of the American Showgirl styles that could trace their roots back to the “Les Folies-Bergère” in the late 1890s.

 

脱線が過ぎました。1930年の用例でした。"As if in expiration of what his fellow-countryman, Mr.Tiller of Manchester, did in flooding the country with line dancing in imitation of his once unique troupe of Tiller Girls, [etc.]" この時点で John Tillerは亡くなっています。この引用、主語がないように見えるのですが・・・・・・むかしのOED はあんまりこういうことはなかったような・・・・・・。なんだかよくわかりませんが、 "his fellow-countryman" は Mr.Tiller ですから、"his"と代名詞で受けられている主語がどこかにいるはず、それはTiller と同国人だから英国人のはず、それは誰なんでしょう???  "his once unique troupe of Tiller Girls" の "his"はTiller で、昔はJohn Tiller のTiller Girls がユニークな劇団だったのが、Tiller が息をひきっとったのちにそれを模倣するラインダンシングが洪水のように席捲したのだった、みたいな文意だと思われるのですが。あ、ラッセル・マーカートがロケッツをつくるのが1925年ですから、彼のことを言っているのですかね。〔すいません、自分でうつし間違えてました。expiration ではなくて expiation (罪滅ぼし、贖罪)でした。〕

  と、ここで一息いれます。

 

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JohnTiller のひまごにあたる方がつくっているTiller Girlsのページをご紹介します。――

The Tiller Girls & Tiller School of Dance <http://www.tillergirls.com/index.htm>  いろいろな歴史的画像や記事を含んだリンクがあります。

 

それから Russell Markert は91歳で1990年に亡くなっていました。 "Russell Markert, 91, the Founder And the Director of the Rockettes" By PETER B. FLINT <http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C0CE3DF1430F930A35751C1A966958260> 〔The New York Times, December 3, 1990〕コネティカット州の病院で亡くなっていますが、生まれについては・・・・・・、あ、"born on Aug. 8, 1899, in Jersey City" とありますNew Jersey じゃニューヨーク市の向かいでアメリカじゃん。ううむ。ロケッツについても書かれている前半の部分を引用しておきます。――

Russell Markert, the founder and longtime director of the Rockettes, died on Saturday at Waterbury Hospital in Connecticut. He was 91 years old and lived in Heritage Village in Southbury, Conn.

From the opening of Radio City Music Hall in Rockefeller Center in 1932 until Mr. Markert's retirement in 1971, he was the chief choreographer, image-preserver and resident father-figure of the famous troupe of tall, svelte women.

In the era when the Music Hall played to full houses every day of the year, he trained and rehearsed 2,500 Rockettes, young women who had to be 5 feet 5 inches to 5 feet 8 inches tall, with pretty faces and shapely figures who were adept in ballet, tap and soft shoe and able to kick at least 6 inches over their heads.

Besides "exceptionally limber kicks," Mr. Markert said in 1967, he also required applicants to have a background in modern jazz, the ability to pick up new steps quickly and a personality that not only projected from the stage, but also merged into the ensemble. Intuitive Mathematics

A Rockettes routine usually originated in a dramatic concept or an evocative piece of music. Mr. Markert and an associate director then worked out the floor patterns and step combinations, relying on what he described as a kind of intuitive mathematics.

あ、最後の部分も引用しておきます。――

The innovative and effervescent choreographer was born on Aug. 8, 1899, in Jersey City, where he attended public schools and began to study dance. In World War I, he served in the Army Quartermaster Corps in France and, in his free time, performed in military shows.

Mr. Markert began his professional career on Broadway, graduated from the chorus to dance director of the annual revue "Earl Carroll's Vanities" and, in St. Louis in 1925, founded a women's precision troupe called the Missouri Rockets.

While playing in Manhattan, the group was spotted by the impresario S. L. (Roxy) Rothafel, who headlined them at the Roxy Theater as "The Roxyettes." They moved to the Music Hall for its 1932 opening and soon became the Rockettes. In 1937, the troupe appeared at the Paris International Exposition, competed with Europe's leading dance companies and walked off with the grand prize.

Mr. Markert leaves no immediate survivors.

   最後の一文は、近親者なし、という意味でしょうか。

 

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